サンクトペテルブルク国際コンクール「ゴールデン・ハープ」/International Harp Competition Golden Harp
ハープを愛する若いハープ奏者のための国際コンクールで夢を現実に。
サンクトペテルブルク国際コンクール「ゴールデン・ハープ」は、2009年に第1回を開催。2014年で第3回を迎える、若きハープ奏者のための国際コンクールです。西洋では、ギリシャ神話でオルフェウス、聖書でダビデが竪琴を愛した歴史から始まり、ロシアでは、初代皇帝ピョートル1世が音楽を普及。その娘である女帝エリザヴェータの時代から、貴族たち自らハープ演奏を楽しんで来ました。この過去の輝かしい伝統を忘れず、美しいハープとその音楽を再び町に響かそうと、コンクールの開催をスタート。ロシアの非営利団体「クラシック音楽」および「ゴールデン・ハープ」が主催し、ロシア連邦文化省、サンクトペテルブルク市長、サンクトペテルブルク議会、サンクトペテルブルク文化委員会が支援。さらに、大統領文化芸術評議員、文化副大臣、ユーリ・テミルカーノフなどが協力する、ロシアの大きな文化事業として知られています。2011年の審査員は、アンナ・マカロワなどハープ奏者3名の他、リアナ・イサカーゼ、ロルフ・プラッゲ、アレクサンドル・クニャーゼフ、ウエイン・エスコフェリーといった、世界的な音楽家が審査を担当。そのため、ソロ演奏とオーケストラとの協演、技術面はもちろん、総合的な音楽性を評価します。賞には、1位から3位のほか、最優秀チャイコフスキー演奏賞やサンクトペテルブルク市長賞を用意。受賞者は、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団大ホールや、ゴールデン・ハープ、ミュージカル・オリンポス、クレッシェンドの各音楽祭で演奏する予定になっています。ハープの伝統を誇るロシアから、一流演奏家としての一歩を踏み出してみませんか。