ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス国際ピアノ&パイプオルガンコンクール/M. K. Ciurlionis International Piano and Organ Competition
リトアニア最大の音楽イベント、M.K. チュルリョーニス国際ピアノ&パイプオルガンコンクール。
ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス国際ピアノ&パイプオルガンコンクールは、リトアニアの首都で世界遺産の都市ヴィリニュスで、1965年からスタート。作曲家でもあり画家でもあった、リトアニアの天才チュルリョーニスの功績を称え、その名を冠しています。開始当時はピアノの国内コンクールでしたが、1968年にパイプオルガンを追加。リトアニア独立後の1991年に国際コンクールとなりました。現在では、4年に1度開催される、この国で最大の音楽イベントに成長。1995年のチュルリョーニス生誕120周年と同様に、没後100周年の2011年コンクールは、ユネスコカレンダーに登録され、また、ユネスコが開催に協力することから、よりいっそうの関心を世界中から集めました。
審査員は、国際的に著名な一流音楽家が務めます。2011年はピアノでは、モスクワ音楽院のナターリャ・トゥルーリ、マスタークラスで知られるペーター・アイヒャーなど、若い才能の発掘に定評があるピアニストが揃いました。また、パイプオルガンの審査員はアンジュジェイ・ホロシンスキやレオポルダス・ディグリスといった円熟した音楽家を迎えています。審査は、一次と二次、ファイナルの三段階。ピアノの方は、ファイナルまで進めば、名門リトアニア国立交響楽団との協演が待っています。もちろん、受賞者のファイナルコンサートも彼らと演奏することになります。近年、西本智実指揮による日本公演で注目の、このオーケストラとの協演は、リトアニアやヨーロッパだけでなく、日本でも幅広い支持を得るきっかけになるでしょう。
日本人受賞者は、ピアノとパイプオルガン合わせて、まだ1名のみ。第13回コンクールで、存分に実力を発揮し、素晴らしいデビューを飾ってみませんか。