イブラ・グランド・プライズ/IBLA Grand Prize
受賞して、カーネギーホールやオペラシティなど世界中の一流ホールで演奏しよう。
イブラ・グランド・プライズは、シチリア島の南部ラグーザ県イブラで行われている、作曲家、ピアニスト、声楽家、その他楽器奏者など、幅広い音楽家のための国際コンクールです。2013年のコンクールで第22回を迎えます。主催は、イブラ音楽財団。イタリアのピアニスト、サルバトーレ・モルティサンティが設立し、東京・インドネシア支部の会長をデヴィ夫人が務めています。本部はアメリカ・ニューヨークにあり、設立以来、才能ある音楽家の発掘と育成に尽力。そのため、参加資格には、出身音楽学校、音楽教授の推薦状や、年齢制限などがありません。埋もれている才能を輝かせるきっかけにしたいと、世界の誰もが同コンクールに参加できるよう配慮されています。また、スタインウェイ&サンズをはじめ、ニューヨーク大学やバークリー音楽院、マギル大学、クイーンズ大学といった教育機関が協力しているのが特徴です。
審査は、自由プログラムで1回のみの演奏です。バロックから古典派、ロマン派、現代、そして未発表のものまで、どんな作品でも選ぶことができます。参加可能形態も、ソロ、デュオ、アンサンブルと、バラエティに富んでいます。作曲はスコア提出が必要となっています。審査員は、マルチェロ・アバドが審査員長を務め、また国際的に著名な音楽家がメンバーに名を連ねています。彼らは、コンクール期間中にマスタークラスを開講します。トップクラスの講座やレッスンに触れる、絶好の機会と言えるでしょう。
もちろん、受賞に至れば、それ以上の喜びが待っています。リンカーンセンターやカーネギーホール、オペラシティ、ボリショイ劇場など、世界中の一流ホールで、1年を通して演奏スケジュールを組む予定です。イブラ・グランド・プライズなら、夢を現実にすることができるのです。