メンデルスゾーン国際ピアノコンクール/11° Gran Premio Pianistico Internazionale "Mendelssohn"
イタリアでもトップクラスのメンデルスゾーン高等ピアノ学院が主催する国際コンクール。
メンデルスゾーン国際ピアノコンクールは、イタリア南部、「長靴のかかと」部分に位置する都市タウリザーノで行われている、16才から36才までの若手ピアニストのための国際コンクールです。トップクラスのピアノ教育コースやアカデミーを運営している、メンデルスゾーン高等ピアノ学院が主催しています。同学院は、「メンデルスゾーン・カップ」と呼ばれる、イタリア国内、ヨーロッパ、インターナショナルの3つのコンクールを主催。世界に羽ばたく若いピアニストの発掘と育成に努めていることで知られています。メンデルスゾーン国際ピアノコンクールは、2001年から開催が始まり、2013年で第11回を迎えます。優勝者には、メンデルスゾーン・トロフィーや賞金とともに、主催者によって7つのコンサートが提供される予定です。その他にも、2~4位、メンデルスゾーン特別賞、観客賞を用意。受賞者とファイナリストは、ガラコンサートで演奏することになっています。過去の受賞者には、西本智実と協演したヴェドラーナ・コヴァーチや、クセーニャ・モロゾワといった日本公演を果たしているピアニスト、そしてスキピオーネ・サンジョバンニ、ジュゼッペ・グロッタなど、国際コンクールでおなじみの顔ぶれが揃っています。また、唯一の日本人受賞者である森田義史も、数々の国際コンクールで受賞を果たし、イタリアを中心に活躍する人気ピアニストとなっています。このように、レベルの高い受賞者を輩出していることから、年を追うごとにコンクールの知名度も上昇。近年では、ミラノ音楽院などイタリア国内の有名音楽院の学生が参加しています。そのため同コンクールで受賞すれば、高い音楽性の証明となり、イタリアを足がかりとして世界へ向けて音楽活動を広げることができるでしょう。