プレミオ・トリオ・ディ・トリエステ国際室内楽コンクールは、イタリアの歴史深い港町トリエステで行われている、ピアノと弦楽器のアンサンブルのための国際コンクールです。1995年、世界的アンサンブルのトリオ・ディ・トリエステにオマージュを捧げ、トリエステ室内楽協会が設立。1996年に第1回コンクールを開催して以来、2009年の第11回までに、世界29カ国から514グループ1,000名以上が挑戦しています。1位から3位、そして特別賞に至るまで、充実した賞金額もさることながら、受賞後に約束されている演奏機会の豊富さも人気の一因と言えるでしょう。優勝アンサンブルは、イタリア各地で開催されるおよそ13回の一流コンサートに出演予定。Limen music & arts 社によるCD・DVD製作もあり、コンサート・キャリア成功への布石となっています。2位と3位の受賞者らも、1位とともにLimen Musicが主催する、ウェブブロードキャストが行われるコンサートで演奏予定です。こうして演奏経験を積んだ過去の受賞者には、世界で認められ来日公演も果たしている、オリヴァー・トリエンドル、キャロライン・アルモンテ、そして日本の国内外で活躍する、角田美樹、瀬崎明日香、佐々木祐子などがいます。同コンクールは、フランコ・グッリ、ボリス・ベクテレフ、アルド･チッコリーニ、原田幸一郎など、国際的に著名な音楽家を審査員に起用していることでも知られています。2013年の第14回コンクールでは、ソロ・室内楽の両分野で実績を積むブルーノ・カニーノを審査員長に、優れた教育者であり音楽家としても活躍するフェドーラ・フロリットを芸術監督に迎え、その他国際色豊かな審査員が揃います。彼らの感動と大きな拍手を演出し、将来への扉を開いてみませんか。