ヨハン・セバスチャン・バッハ国際音楽コンクール/International Johann Sebastian Bach Competition
バロックに興味がありますか? ヨハン・セバスチャン・バッハが好きですか?
また、バッハを愛する全ての方に。
ヨハン・セバスチャン・バッハ国際音楽コンクール。
ヨハン・セバスチャン・バッハが後半の半生を過ごし、聖トーマス教会のカントルや市の音楽監督として活躍した町ライプツィヒ。この地で、マタイ受難曲を始め、数々の名曲が書かれました。今日では大バッハの偉業を称え、毎年初夏に100ものイベントが行われるライプツィヒ・バッハ音楽祭が開かれ、世界中から多くのバッハファンを集めています。その音楽祭の一環として、2年に一度行われるのがヨハン・セバスチャン・バッハ国際音楽コンクールです。
このコンクールでは、ピアノ、チェンバロ、ヴァイオリン/バロックヴァイオリン部門と、 オルガン、声楽、チェロ/バロックチェロ部門が、交互に開催されます。この楽器の選択から分かるように、コンクールのテーマは大バッハとその同時代の作曲家達、チェンバロ(ハープシコード)による伴奏、バロックオーケストラによるコンツェルトの演奏など、古楽の素養のある演奏者には堪えられない課題曲のラインナップ。しかし、コンクールの参加はモダン楽器や、モダンの調律でも可能となっていて、古楽の知識がある方のみならず、音楽性豊かな演奏家に幅広く門戸を開いています。
バッハ・アルヒーフの主催によるコンクールだけあり、マスターコースが開催されたり、さらにコンクールの参加者の中からも、次回のマスターコースに参加するための奨学金が授与されるなど、若手音楽家の育成と教育も重視しています。音楽祭に出演する国際的に著名な音楽家たちに刺激を受け、更に造詣の深い専門家から教えを得ることのできるチャンス。古楽を専門に勉強されている方だけではなく、音楽の幅を広げたい全ての若手演奏家にお勧めできるコンクールです。