マックス・ロスタル国際ヴァイオリン・ヴィオラコンクール/International Max Rostal Competition for Violin and Viola
歴史あるベルリン芸術大学が主催するヴァイオリンとヴィオラのためのコンクール
3年に一度開催のマックス・ロスタル国際ヴァイオリン・ヴィオラコンクール、年々アクティブになっていくベルリンであなたも飛び立とう
再開発が進み、ますます元気なドイツの首都ベルリン。ヨーロッパの中でもその歴史と規模を誇る、旧西ベルリンのベルリン芸術大学が主催する、マックス・ロスタル国際コンクールは、名教師としても知られた、この偉大なヴァイオリニスト自身が設立したヴァイオリンとヴィオラのためのコンクールです。1991年よりスイスで開催されていましたが、ベルリン芸術大学が2009年からその責務を引き受け、現在は3年おきにヴァイオリンとヴィオラ両部門が同時に開催されています。
同時代の音楽を愛した彼の名に相応しく、例年の課題曲の中にはレーガー、シェックなどの骨太な曲目に加えて、委嘱初演もございます。ファイナルでの協奏曲の伴奏はブランデンブルク国立管弦楽団フランクフルトなどドイツ国内の著名オーケストラが担当します。
近年の結果では、毎回アジア勢が大健闘、2006年には日本人の小林朋子さんも3位に入賞を果たしています。
2012年度の審査員には元ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマイスターかつベルリン芸術大学教授のトーマス・ブランディスや、国際的ヴィオラ奏者のガルス・ノックスが顔を並べました。審査員の傾向として、ドイツ内外の芸術大学教授が多く招聘されていますので、留学をお考えな方にもお勧めできます。
審査はまずCDまたはDVDで行われます。まだ華々しいコンクール歴がないという方にも実際に音を聴いてもらえる予選ならば、通過のチャンスも大きくなるというもの。まずあなたを最高に生かす音源を制作し、ぜひコンクールに応募してみましょう。
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