ジュネーヴ国際音楽コンクール/Geneva International Music Competition
有名音楽家を輩出してきたジュネーブ国際音楽コンクールが新しく生まれ変わりました
受賞者へのいっそうのキャリアサポートがなされます。歴史ある国際コンクールの新しい試みにご注目ください
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ、ゲオルグ・ショルティ、フリードリヒ・グルダ、マルタ・アルゲリッチ、オーレル・ニコレ、ハインツ・ホリガー、モーリス・アンドレ…1939年に第一回が開催と、長い歴史を誇り、数多くの超一流音楽家を輩出して来たジュネーブ国際音楽コンクール。様々な器楽から、指揮者、声楽にまでその範囲を広げる総合コンクールとして知られています。
近年、作曲コンクールと器楽コンクールを交代で、1年おきに開催するスタイルに変更があり、作曲コンクールでの受賞曲が次の年の課題曲になることになりました。コンクール事務局の発表によれば、その他にもキャリア・ディベロプメント・プログラムに力を入れる方針が新しく決定しました。受賞者ツアーが国内外で行われ、プロ・ムジカ音楽エージェントとの2年間の契約をする権利が賞品として授与され、また、ナスコーよりCDリリースが行われる賞が設定されました。また、以後にも増して、コンクール事務局が直接メディアに働きかけ、受賞者の後押しをしていくことになりました。2013年には受賞者音楽祭が作曲コンクールと同時に行われ、ジュネーブの12月を美しく彩ることになりそうです。
2013年度の作曲コンクールでは、ラジオ放送が行われることが予定されています。5人の審査員は世界の第一線で活躍中の一流作曲家ばかり。日本からは細川俊夫さんが招聘されています。
歴史ある、知名度が高いコンクール、この新しい試みで受賞者のキャリアをいっそう飛躍させることは間違いなし。特に器楽奏者の方は、数年に一度のチャンスを逃さないよう。
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