ソウル国際音楽コンクール/Seoul International Music Competition
高額な優勝賞金も大きな魅力。韓国での新しいコンクールはソウルで毎年開催されます
ソウル国際音楽コンクールは声楽、ピアノ、ヴァイオリンの3部門が開催。芸術の殿堂リサイタルホールで、あなたの奏でる音楽を響き渡らせましょう
2012年度開催のヴァイオリン部門で、高校生ヴァイオリニスト、毛利文香さんが優勝して話題をさらった、ソウル国際音楽コンクール。音楽を通じた国際文化の交流と、世界の才能ある新人の発掘と育成を目的に行われています。2014年度には第10回を迎え、ピアノ、ヴァイオリン、声楽の3つの部門の中から、ピアノ部門が開催されます。前回の9回大会では13カ国47名が予選を通過、韓国一のマルチ芸術センター、芸術の殿堂のリサイタルホールで美声を競いました。
ソウル国際音楽コンクールが初めて行われたのは1996年、毎年の開催になったのは2007年からですが、瞬く間に国際的にも重要なコンクールとして定着しました。このコンクールの大きな魅力のひとつは、高額な賞金。6位入賞者まで授与される賞金の総額は2013年度の時点で122000ドルにも上り、優勝賞金50000ドルは世界の賞金ランキングでも、最高ランクに属します。
今までの入賞者の中には、例えば韓国系ドイツ人、1987年生まれのクララ=ジュミ・カンの名前が。カーネギーホールでの公演やシュターツカペレ・ドレスデンのソリストを務めるなど、一流ヴァイオリニストの仲間入りを果たしています。
欧米でのコンクールは時差や食生活の違い等から調整が難しいもの。逆にお隣の国、韓国でのアドヴァンテージは計り知れません。次回のソウル国際音楽コンクールを制するのはあなたです。
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