サザン・ハイランズ国際ピアノコンクール/Southern Highlands International Piano Competition
優勝すれば、オーストラリア、ウィーン、スペイン、ドイツで演奏するチャンス
サザン・ハイランズ国際ピアノコンクールは、オーストラリア、シドニー近郊のサザン・ハイランズで行われている、18才から34才までのピアニストのための国際コンクールです。2005年に設立された非営利団体SHIPCが主催しています。才能豊かな若いピアニストが、世界でより多くの演奏機会に恵まれ、そしてサザン・ハイランズがそのきっかけになるように、2007年から開催がスタート。2013年で第4回を迎えます。審査員は、オーストラリアの教育者・ピアニストのスティーブ・マッキンタイアーをはじめ、室内楽・ソロ・ピアノ教授と幅広い実績を持つナタリア・リッチやアキレス・デレ=ヴィーネ、指揮者にまで活動の領域を広げる中国の李坚などが務めます。賞には、1位から6位のほかに、ロマン派作品、ドビュッシーのエチュード、オーストラリアの作曲家の作品などについて、最優秀演奏賞を用意。優勝者には、賞金はもちろん、オーストラリアを始め、ウィーン、スペイン、ドイツでのコンサートへの参加する機会が与えられます。つまり同コンクールで優勝すれば、ヨーロッパでコンサート活動を広げるきっかけにつながることでしょう。実際に、2009年の優勝者であるミロシュ・ミハイロヴィチは、それまでいくつかのコンクールで受賞歴はありましたが、同コンクールをきっかけにCDデビューを果たし、話題となりました。ウラジミル・ミロシェビッチといった過去の受賞者達も、その後別のコンクールで受賞、またはCDリリースなど、着々と活動の幅を広げています。期待の新星として知られる彼らに続き、旬のピアニストの仲間入りができるのが、サザン・ハイランズ国際ピアノコンクールです。