エピナル国際ピアノコンクール/Concours international de piano d'Epinal
豪華な歴代審査員に加え、長年日本人の受賞も多く、由緒ある魅力的な国際コンクール。
エピナル国際ピアノコンクールは、若いピアニストが将来の国際的なキャリアを歩めるよう、1970年からスタート。以来、2年に1度の開催で、2011年開催で第23回を迎えます。フランスのロレーヌ地方、ヴォージュ県、そしてエピナル市が中心となって主催。フランス国鉄、地元テレビ局、銀行、財団など、多くの企業や団体が協賛しています。
コンクールのスケジュールとしては、一次、二次、セミファイナルまでは非公開。セミファイナルで、ファイナリストを4名に絞ります。この4名に残れば、ファイナル進出です。ファイナルは協奏曲が課題曲となり、フランス国立ロレーヌ・フィルハーモニー管弦楽団と協演できます。リハーサルには十分な時間を準備してもらえますので、満足の行く協奏曲を演奏することができるでしょう。同コンクールは、代々著名な音楽家が審査員を務めていることでも知られ、レオナルディ、メルレ、ベロフ、ルイサダ、エル・バシャなど、若い才能を評価するに値する一流ピアニスト揃いです。このことも、コンクールのクオリティと信頼性を高めていると言えます。2013年の第24回は、児玉桃が審査員に参加します。
40年の歴史の中で輩出して来た過去の受賞者は、世界的に活躍しているピアニストばかりです。そのため、今ではフランス国内で偉大な音楽イベントとして、見逃せないコンクールの位置づけとなっています。例えば、ゲルハルト・オピッツ、ジャン・ガブリエル・フェルラン、クリストファー・ オークデンなど、人気の教授はもちろん、伊藤恵、児玉桃、田部京子といった著名な日本人ピアニストも多数います。彼らは、まだ幼さの残る年齢で同コンクールに挑戦し、自信をつけ、道を切り開いて来ました。次は、あなたの番です。