ダドリー国際ピアノコンクール/Dudley International Piano Competition
イギリス在住またはイギリス留学中の方、必見の国際ピアノコンクール。
ダドリー国際ピアノコンクールは、イギリス中部ウエストミッドランズの都市ダドリーで開催されている、イギリス在住または留学中の若手ピアニストのための国際コンクールです。1968年に行われた、ダドリー音楽&演劇祭におけるピアノクラスを起源に持ちます。そして、1990年代から国際コンクールに発展。2000年には、イギリスに在住する方またはイギリス留学中の方を対象とし、ハイレベルな内容で大成功を収めました。以降、同じ条件のもと、隔年開催しています。主催は、ダドリー国際ピアノコンクール委員会。ダドリー伯爵が委員長を務め、ウラディーミル・アシュケナージが後援。UKヤマハ、ジョン・アイランド・トラスト、ダドリーカレッジなど、音楽関係の企業や団体が協力しているのが特徴です。また、2009年から、ファイナルにおける協奏曲を、シティ・オブ・バーミンガム交響楽団が協演してくれるのが魅力です。
審査員には、世界的に活躍する一流音楽家であり、優秀な音楽教育家でもある面々を揃えています。2011年は、英国王立音楽大学でピアノを教える審査員長ゴードン・ファーガス・トンプソンをはじめ、マーク・ベビントン、ルーシー・パルハム、アンドリュー・ワイルドなどが務めました。彼らは、厳しくも温かい耳と目で、新しい才能との出会いを待っています。過去の受賞者には、ベンジャミン・フリス、イアン・ホブソン、セルゲイ・サロフ、マリアンナ・プリヴァルスカなどがいます。近年の受賞者は、著名な国際コンクールで受賞を果たしている実力者も多く、同コンクールで受賞を果たせば、若手ホープの一員になること間違いありません。残念ながら、日本在住の方は参加することができませんが、イギリスへの留学をお考えの方や、拠点をイギリスに移した方などには、見逃せないコンクールと言えるでしょう。