ケルン国際音楽コンクール/International Music Competition Cologne
歌手とピアニストの方注目です。ケルン・フィルハーモニーでの演奏会のチャンス!
3年に一度開催のケルン国際音楽コンクール、次回2014年は声楽部門とピアノ部門が開催されます。 ケルン放送交響楽団と大ステージで演奏しよう。
青少年の音楽教育の活性化と、若い才能の発掘を求めてドイツ音楽界の重鎮ケルン音楽大学が主催するこのコンクール、開催は3年に一度です。前回の2011年度に、ヴァイオリンの木嶋真優さんと、ピアニストの坂本真由美さん、日本人がなんと2部門で優勝を飾ったことはまだ記憶に新しく、嬉しい限りでした。ドイツ第4の都市のケルンは、ハイネ=シューマンが「詩人の恋」の中で歌った大聖堂で知られる歴史のある町、ライン川に面していて、夏の日々には川辺をそぞろ歩きする人で賑わいます。そのケルンが誇るコンサートホール、ケルン・フィルハーモニーは大聖堂とライン川の間に位置し、その透きとおった音響で知られていますが、同時にケルン放送交響楽団の本拠地でもあります。このオーケストラはドイツの主要オーケストラのなかでも名人揃いで有名で、日本では今ひとつ知られていませんが、正確かつクリアな響きで、他の有名オーケストラに実力は決してひけをとりません。そのケルン・フィルハーモニーとケルン放送交響楽団が強力にバックアップするこのコンクール、ファイナルはフィルハーモニー・ホールでケルン放送交響楽団との共演です。ドイツへ留学を考えている方は、ケルン音楽大学の教授とコンタクトをとるチャンスをつくることができるのも魅力。コンクールが終わった後は、ライン川岸のカフェに座って、ケルン音楽大学の学生たちとケルシュ=甘いケルン産のビールを飲みながら、まだまだ長い夏の夕方を楽しむのはいかが?
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