ダブリン国際ピアノコンクール/Dublin International Piano Compeitition
受賞者のフォロー・アップのよさは群を抜いています。アイルランドのピアノコンクール
ショパン・コンクールやチャイコフスキー・コンクールに並ぶ若手の登竜門になりました。ダブリン国際ピアノコンクールは次回2015年に開催です
アイリッシュ海を臨むアイルランドの首都、ダブリンで1988年から開催が始まった比較的歴史の浅いダブリン国際ピアノコンクールですが、受賞後のフォローアップの良さに出場者が年々集中するようになりました。優勝後のコンチェルトやコンサートのオファーが群を抜いて素晴らしく、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモ二ア管弦楽団などの一流のオーケストラや、またカーネギーホールやロンドン、ウィグモアホールなど、著名ホールでのリサイタルがリストに並んでいます。前回の2012年5月に優勝したロシアのニコライ・ホジャイノフは速くもCDリリースや、各地でのデビューを果たし、時代の寵児となっています。
しかし、このコンクールは優勝者だけに手厚いのではありません。セミファイナル以上の出場者にも賞金がでたり、コンチェルトやアイルランド国立コンサートホールでのリサイタルのオファーが来たり、多数の特別賞が準備されていたり、至れり尽くせりといえましょう。
プログラムの選択は委嘱作品とコンチェルトを除いて全く自由。プログラミングにも音楽家としての自主性と表現力をテストされます。実際、ピアニストとして活動することになれば、プログラミングも重要なアーティストとしての仕事のひとつ。いわば実践的な音楽家としての能力を試されているといえます。
あなたの音楽を自由に表現し、プロとしてのデビューのきっかけに最適なコンクール、トライしてみませんか。
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