ミケーレ・ピッタルーガ国際クラシックギターコンクール/"Michele Pittaluga" International Classical Guitar and Composition Competition
ギターコンクールの最高峰、ミケーレ・ピッタルーガ国際クラシックギターコンクール
クラシックギター・ファンの方ならナクソス社より毎年リリースされているミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・ギター・コンクール優勝者CDのシリーズはご存じのはず。国際クラッシックギターコンクールの中でも最高峰のコンクールのひとつです。
港町ジェノヴァにほど近い、小都市アレッサンドリアで初めてコンペティションが行われたのは1968年に遡り、この町出身の音楽学者であり、ギター音楽研究で知られたドクター・ミケーレ・ピッタルーガちなんで名付けられました。その後、44年間に渡り、才能あるクラシックギター奏者を世に送り出してきました。このコンクールに16歳で優勝し、一躍その名を世界に広めた山下和仁さんもその一人。その後の山下さんのご活躍は日本のギター界のみに留まりません。現在では世界中のギタリストの憧れとなっています。
幸いなことに、このコンクールは毎年開催されています。優勝賞金こそ高額ではありませんが、権威あるコンクールに入賞することによる履歴や、また、優勝者に与えられるメジャーレーベルからのアルバム・リリースやカーネギーホールを始め、世界の有名ホールからのオファーは何者にも代えがたいご褒美でしょう。
このコンクールは作曲賞を設け、受賞作品をコンクール内で演奏することにより、ギター音楽を発展させ、啓蒙、継承していくことも目指しています。2013年度にはスペインの作曲家、アントン・ガルシア・アブリルの作品を中心に据えたプログラムで、新しいギターの世界を開こうとしています。
ミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・ギター・コンクールを通じて、新しい世界を発見し、プロ奏者としての第一歩を踏み出してみませんか。