フリッツ・クライスラー国際コンクール/"Fritz Kreisler" International Violin Competition
歴史あるウィーン・コンチェルトホールで演奏しよう。フリッツ・クライスラー国際コンクール
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとして招かれたり、ザルツブルク音楽祭に招待される可能性も。歴史あるヴァイオリンコンクールです
設立されたのは1979年ですが、開催周期の長さから、次回はやっと第8回目を迎えるフリッツ・クライスラー国際ヴァイオリン・コンクールは、今までに多くの著名ヴァイオリニストを輩出してきました。もともとはウイーン音楽大学の前身ウィーン音楽アカデミーでヴァイオリン科の学生にウィーン出身のヴァイオリニストで作曲家であったフリッツ・クライスラーが賞を与えていたのが始まりで、それがフリッツ・クライスラー国際協会の主催によって開催されるようになりました。この協会は他にヴァイオリン・マスターコースや研究などの事業も行っており、ウィーンの音楽シーンに重要な役割を果たしています。
審査が行われるのはウィーン・コンチェルトホール。2010年度開催時には首席指揮者コルネリウス・マイスターの指揮の下、ウィーン放送交響楽団の伴奏により、大ホールにてガラ・ファイナルが開かれ、ファイナリストたちが思い思いのコンチェルトを競演しました。審査に当たったのは世界各地の重要なヴァイオリニスト、ヴァイオリン教授、指揮者などです。
受賞後にはウィーン・コンチェルトホールを始め、各地でのコンサートのオファー、ラジオ、テレビ放送出演、CD録音、また、ジェノヴァ、モスクワ、ブタペスト、プラハ、仙台、インディアナポリスなど、世界の主要ヴァイオリンコンクールと協力してのコンサートなどが予定されています。
清水高師さんや梶本大進さんなど、世界に羽ばたく日本のヴァイオリニストたちの登竜門となってきたコンクールに、あなたも挑戦してみませんか。
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