フィレンツェ国際室内楽コンクール・ヴィットリオ・グイ/Florence International Chamber Music Competition "Premio Vittorio Gui"
弦楽器とピアノのデュオから、多種多様な室内楽アンサンブルのエントリーが可能です
豊穣の大地トスカーナの中心、 ルネッサンスの文化が花開いた花の都フィレンツェで毎年行われているフィレンツェ国際室内楽コンクール・ヴィットリオ・グイ。初めて開催されたのは1977年で、その後、延期を挟んだりしながらも、次回の開催では実に第35回を迎えます。
フィレンツェ五月音楽祭やフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の創設と発展に大きく貢献した大指揮者、ヴィットリオ・グイの名が冠されているこのコンクールでは、多様な編成の室内楽アンサンブルが一堂に会し、競い合います。編成は弦楽器とピアノのデュオからピアノ五重奏や木管五重奏までと幅広く、それに併せて要求される課題曲も指定曲から自由選択まで様々。音楽性やアンサンブルの能力に加えて、プログラムの選択にもあなたのセンスと構成力が問われます。審査にはピアニスト、弦楽器奏者、管楽器奏者など、国際的に活躍中の音楽家や音楽教授が当たります。
日本人の活躍も目覚ましく、現在WDRケルン放送交響楽団に在籍中のヴィオラ奏者村上淳一郎さんと、フィレンツェ在住で国内外で活躍中のピアニスト森忠青香さんのデュオが2005年に第一位を獲得したのを始め、毎回日本人を含むアンサンブルの入賞、受賞が続出しています。
リッカルド・ムーティやズービン・メータが歴代の首席指揮者として顔を並べる、フィレンツェ歌劇場での受賞者コンサートに出演することは、あなたの音楽歴のポイントになるだけでなく、音楽を愛するイタリアの聴衆の前でのコンサートそのものが素晴らしい体験となるでしょう。
残念ながら2012年度の開催は延期され、現在のところ、次回開催の予定は発表されておりません。続報を注目してお待ちください。