カダケス交響楽団国際指揮コンクール/Cadaques Orchestra International Conducting Competition
BBC管弦楽団やスペインの主要オーケストラが新進気鋭の若手指揮者を全面バックアップ
名門オーケストラとのコンサートツアーを足がかりにヨーロッパでのキャリアは確実なものとなるでしょう。
1988年の音楽祭開催を機に結成されたカダケス管弦楽団は、ウィーン室内管弦楽団やオランダ室内管弦楽団など、
ヨーロッパ各地で活躍する優れた音楽家で構成され、世の中にあまり知られていない作品や、新しい時代の
作曲家による作品も精力的に演奏するなど、その革新的な活動と優れた音楽性に定評のあるオーケストラです。
この楽団が、若手指揮者の発掘と育成のために1992年から始めたのが、カダケス交響楽団国際指揮コンクールです。
2年に1度開催されるこのコンクールは、5段階の公開審査によって選考が進められ、6日間のコンクール期間中、
世界各国から選ばれた60名の若き指揮者がコンクールの頂点を目指します。優勝者には、3年間、24ものスペイン
主要オーケストラをはじめ、各地の名門オーケストラとのコンサートツアーが贈られます。
コンクールの審査には、読売日本交響楽団で名誉指揮者を務めるなど、日本でも馴染みの深い
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーやウィーン室内管弦楽団で正指揮者を務めた経験を持つ服部譲二を含む
著名指揮者7名に加え、カダケス交響楽団自身も評価に加わります。なお、現在、カダケス交響楽団を率いる
ジャナンドレア・ソセダ自身も同コンクールの過去の優勝者です。1992年に優勝した彼は、98年から楽団の
カダケス交響楽団の首席指揮者を務める一方、彼の出身国であるイタリアのトリノ王立歌劇場音楽監督や
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団で首席客演指揮者を務めるなど、これまで世界各地の舞台で名声を
博しています。
ぜひ大先輩が見守る中で、大いなる飛躍への第一歩を踏み出してください。