リヨン国際室内楽コンクール/Concours International de Musique de Chambre
2004年から始まったリヨン国際室内楽コンクール。次回は記念すべき第10回目の開催です。
異なる部門が入れ替わり毎年開催されるフランスのリヨン国際室内楽コンクール。
2014年は、ピアノとヴァイオリンのデュオが募集の対象です。
2014年は、ピアノとヴァイオリンのデュオが募集の対象です。
世界文化遺産にも登録された、美しい街並みを誇るリヨン。近代都市としての機能と歴史的建造物が見事に調和するフランス第2のこの都市で、毎春、リヨン国際室内楽コンクールが開催されています。
このコンクールが初めて開催されたのは、2004年のこと。その後、2006年に国際音楽コンクール世界連盟に加盟し、過去、声楽とピアノのデュオから金管五重奏まで幅広く、年ごとに部門を変えて開催されてきました。
これまで迎えた音楽家の数は、27カ国から300人以上にもなります。日本からは、2006年、ソプラノの谷村由美子さんがピアノとのデュオで見事優勝。続く2007年にはピアニストの松本望さんがヴァイオリンとのデュオで優勝および特別賞を獲得するなど、活躍が目立ちます。
審査員は、その年ごとの開催部門に合わせて、毎回関連する分野で国際的に活躍する音楽家で構成されます。日本からも東京クヮルテットで第1ヴァイオリンを長年務めた原田幸一郎氏や、ピアニストや作曲家として国内外で名高い野平一郎さんなどが審査員を務めました。第一線で活躍する室内楽の名手たちから評価を得られるこの機会は、参加者の個性や音楽性の向上に必ずプラスになることでしょう。
次回は、初めての開催から10回目の記念の年。7年ぶりにピアノとヴァイオリンのデュオが募集の対象です。ぜひ、パートナーとのチームワークで、春めくリヨンの町にあなたの音楽を届けてください。
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