中国国際ヴァイオリンコンクール/China International Violin Competition
3年に1度のチャンス。第4回中国国際ヴァイオリンコンクールの次回開催は2014年10月です。
参加資格は幅広く16歳から36歳まで。入賞者の演奏は、中国国営テレビから13億人に向けて放送されます。
中国東部沿岸の海洋産業都市、山東省の青島で3年に一度開催されている中国国際ヴァイオリンコンクールは、2005年から中国政府文化庁の後援で始まったコンクールで、優れたヴァイオリニストの発掘と国際交流の促進を目的として開催されています。中国国内の3つの国際音楽コンクールのうちの1つで、ヴァイオリンに特化した唯一の国際コンクールです。
審査は3段階あり、審査員ヴァイオリニストはもちろん、ヴィオリスト、ピアニスト、指揮者、作曲家など、世界各国から招かれた著名音楽家で構成されます。前回、2011年開催時は、世界12カ国より選ばれた45人のコンテスタントが熱く華麗な戦いを繰り広げました。優勝したのは2010年仙台国際音楽コンクールで入賞し、国際的なデビューを果たした韓国人ヴァイオリニスト、ボンソリ・キムさんです。日本からは、クレモナのカネッティー国際ヴァイオリンコンクールで優勝するなど、各国のコンクールで輝かしい入賞経験をもつ杉村香奈さんが、2005年の第1回目開催時、5位に入賞しています。
コンクールは14日間と長期に渡りますが、頂点を制した優勝者には、50,000USドルの高額賞金に加えて中国各地でのコンサートツアーが贈られます。また、入賞者によるコンサートの模様は、中国中央テレビ局の音楽専門チャンネルから放送される他、中国国際ヴァイオリンコンクールの公式ホームページ上でも配信されます。次回開催は2014年10月。あなたも青島からアジアデビューを飾りませんか。
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