フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール/International Fryderyk Chopin Piano Competition
歴史に残る名ピアニストを輩出してきた、ピアノコンクールの最高峰
次のピアノ界を背負う若き才能が、世界中から集まりショパンの名曲を奏でます。次回のショパン国際ピアノコンクールは2015年10月に開催。
ポーランドの首都ワルシャワで5年に一度開催されるショパン国際ピアノコンクール。ショパンの命日である10月17日の前後数週間にわたって開催されるこのコンクールは、1927年の初開催以来、巨匠と呼ぶに相応しい名ピアニスト達を世に送り出してきました。これまでの受賞者には、ウラディーミル・アシュケナージ、マウリツィオ・ポリーニ、マルタ・アルゲリッチ、クリスティアン・ツィメルマン、ダン・タイ・ソン、スタニスラフ・ブーニンなど、名ピアニストが名を連ねます。また、前回2010年は、ショパン生誕200年の節目の年であったこと、そして、ロシア出身のユリアンナ・アヴデーエワが、マルタ・アルゲリッチ以来、女性として45年ぶりにコンクールの頂点を極めたことでも大きな話題を呼びました。
コンクールの本審査は、一次審査、二次審査、セミファイナル、ファイナルの4段階で構成されており公開形式で行われます。課題曲には、エチュード、マズルカ、ノクターン、幻想曲、プレリュード、スケルツォ、バラード、ソナタ、協奏曲など、ショパンの名曲がずらりと並びます。
1位から6位までの入賞者には総額107,000ユーロの賞金が贈られるほか、ポロネーズ賞、マズルカ賞、協奏曲賞、ソナタ賞など、各カテゴリーの名演奏者へ贈られる特別賞も設けられています。また、コンクール期間中は、コンサート、展示会などの関連イベントも併せて開催され、世界中から訪れるショパンファンで賑わいます。
次回の開催は2015年10月。ワルシャワの街からまた新しいスターが飛び立ちます。
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