クリエイティブ・ピアニスト・フェスティバル/Festival for Creative Pianists
19才までの学生のための、あらゆるジャンルを対象にしたユニークなピアノコンクール。
クリエイティブ・ピアニスト・フェスティバルは、クラシックやジャズなど幅広いジャンルを対象とした、世界でも類を見ないユニークなコンクールとして知られています。2001~2003年は、アメリカのアルバートソン・カレッジ・オブ・アイダホが毎年主催し、2004年はエスター・シンプロット・パフォーミング・アーツ・アカデミーが開催。そして、2008年以降はコロラドにあるメサ・ステート・カレッジの音楽学部が主催しています。コンクール審査では、最大15分の自由プログラムを演奏することになっています。すべての演奏を終えた30分後には審査結果が判明するという、オリンピック形式を採用。リアルタイムにこだわった審査が特徴です。審査員は、クラシック界とジャズ界を行き来するオンリーワンの音楽家であり、ピアニストや作曲家として活躍するジョン・サーモンが務めます。審査員からすべての参加者が、書面または口頭で演奏についてのコメントをもらえるという配慮がうれしいでしょう。さらに賞は、さまざまなスタイルやジャンルに分け、豊富に揃えています。レパートリー賞として、バロック/古典派、ロマン派、印象派/近現代、女性作曲家作品など、8つの演奏賞を用意。クリエイティブ・ピアニスト賞には、クラシック、ジャズ/ポップ/ゴスペル/ラグ、カウボーイジャズ、オリジナルなど、7つの演奏賞があります。この多彩な賞と評価には、オリジナリティーと才能あふれる若い音楽家達に、何度もチャレンジする精神と目標に向かう勇気を持って欲しいという、あたたかい願いがこめられています。コンクールは2日間という短期間で行われますので、比較的旅程が組みやすく、気軽に力試しできるのが魅力です。