リナ・サラ・ガロ国際ピアノコンクール/"Rina Sala Gallo" International Piano Competition
花房晴美さんや藤井一興さんに続け!リナ・サラ・ガロ国際ピアノ・コンクール
若いピアニストにもお勧めです。古典派やロマン派を中心にしたプログラムで、イタリア、モンツァでの老舗ピアノコンクールに挑戦しよう
「モンツァ国際ピアノコンクール」としても知られる、リナ・サラ・ガロ国際ピアノ・コンクールは、ピアニスト、リナ・サラ・ガロとアルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリにより1947年に発足し、 2014年に第23回を迎える歴史ある国際コンクールです。1984年より隔年で催され、2009年には国際音楽コンクール世界連盟に加盟し、世界中から参加者を集めています。2012年には、様々な国籍の132名の若いピアニストたちが審査に招待されました。これまでに世界的に有名なピアニストを輩出し、日本からも花房晴美さんや藤井一興さんを始め、錚々たるメンバーが受賞していますが、2012年度、石井園子さんが3位入賞を果たしたことは記憶に新しく、嬉しいニュースでした。受賞者には賞金の他、ジョヴェントゥ・ムジカーレ・デ・イタリアやモンツァ市民大学などの主催によるコンサートが催され、イタリアを中心にしたデビューが約束されます。近年、コンクールのための委嘱作品が課題曲になるなど、広いレパートリーが求められる傾向にある国際コンクールですが、リナ・サラ・ガロ国際ピアノ・コンクールでは、リサイタルで1900年以降に作曲された曲の要求される他は、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ブラームスなどの、ピアノ学習者にとっておなじみの曲が課題曲リストに並びます。参加が許される15歳のピアニストにも十分手が届くレパートリーだといえましょう。ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団の伴奏によるコンチェルトで、優勝の栄冠があなたに輝くかも知れません。
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