モントリオール国際音楽コンクール/Montreal International Musical Competition (MIMC)
モントリオール交響楽団をバックに協奏曲を弾こう。モントリオール国際音楽コンクール
ケベック州モントリオールでの新しいコンクールは、ヴァイオリン、ピアノ、声楽の3部門が開催。近年元気なカナダ・デビューに、最高の登竜門です
オリンピックでその名を知られるようになったモントリオール。 フランス語圏カナダ、ケベック州にあるモントリオールはカナダ国内でも歴史的に文化香る地で、北米のパリとも言われています。2002年に初めて開催された新しいコンクール、モントリオール国際音楽コンクールはヴァイオリン、ピアノ、声楽の3部門が入れ替わりで毎年開催されています。
主催はカナダ青少年音楽財団で、モントリオール交響楽団とカナダ放送協会が協賛しています。カナダ放送協会のバックアップで、コンクールの模様はラジオ・カナダを通じて中継され、その後もネット配信により、ラジオ・カナダが設置したサイトから逐一聴くことができます。コンクールが開始されるまでに、ウェブ・サイト上で予備審査を通過したコンテスタントを毎日一人ずつ紹介するという面白い試みがなされていて、参加者の詳細な写真や履歴もが見ることができます。
コンクールは2回、各45分のリサイタルの一次審査とセミファイナルで選抜が進んでいきます。カナダの作曲家の委嘱作品が課されるなど、近年のコンクールとしてはスタンダードなスタイルだと言えましょう。ファイナルであなたと共演するのは、あのモントリオール交響楽団。現在の音楽監督はケント・ナガノ、歴代の首席指揮者にシャルル・デュトワやズービン・メータなどが名を連ねる、カナダ随一の名オーケストラです。審査に携わるのはいずれもインターナショナルな審査員、2013年度のヴァイオリンコンクールでは堀米ゆず子さんも参加されます。
受賞者にはカナダ・デビューが約束されるこのコンクール、今が狙い目です。
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