ヴァイオリンコンクールの中で最も権威あるコンクールの一つ、パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールは、著名なヴァイオリン奏者で作曲家でもあったニコロ・パガニーニの故郷であるイタリア、ジェノヴァで行われています。次回は2014年に開催され、54回目を迎えます。
歴史あるコンクールだけあって、これまでに輩出したヴァイオリニストは数多く、その中にはサルヴァトーレ・アッカルドやギドン・クレーメルなど、超一流ヴァイオリニストがずらり。日本からの優勝者や受賞者には清水高師さんを始め、庄司紗矢香さん、諏訪内晶子さん、千住真理子さんなどのそうそうたる名前が連なります。
優勝者には賞金の他、 カルロ・フェリーチェ劇場でのコンサート開催、また、ミラノ、パルマ、ベルガモなど数々の都市でのコンサートのオファーの可能性があります。ファイナルに招待される劇場関係者、オルガナイザー、エージェント、またレコード会社とのコンタクトは、優勝者のみならず、全てのファイナリストの方にソリストとしての第一歩を踏み出すきっかけを与えてくれるでしょう。
このコンクールのもう一つの特徴は、特別賞の多様さです。総計1万5千ユーロを超える特別賞が授与され、あなたの得意な分野でのアドヴァンテージが、各々評価され、表彰されます。
残念ながら2012年度は開かれなかったパガニーニ国際ヴァイオリンコンクール、2014年の開催がすでにアナウンスされています。前回涙を飲んだ方も、今回、初めて挑戦を考える方も、ぜひ現代のパガニーニを目指し、このコンクールから世界に飛び立ってください。