ベオグラード国際青年音楽コンクール/International Jeunesses Musicales Competition
セルビアの文化の要、ベオグラードのピアノコンクールでオーケストラと共演しよう
戦火を乗り越えたベオグラードに日本の旋律を響かせよう。2014年、ベオグラード国際青少年音楽コンクールピアノ部門が開催されます
ヨーロッパでも最古の都市のひとつ、バルカン半島に位置するセルビアのベオグラードで、毎年催されている若手音楽家のためのベオグラード国際青少年音楽コンクール。次回、2014年はピアノ部門が開催されます。
コンクールの歴史は壁崩壊以前にさかのぼりますが、近年矢野玲子さんや杉村香奈さん(共にヴァイオリン)を始め、日本人を含めアジア人の入賞が目立って増えてきました。知名度の低さのためか、申込書を送る人はまだ少ないらしく、主催元の青少年国際音楽機構(ジュネス・ミュジカル・インターナショナル)の発表によれば、第41回の2010年には、80強の申し込みに対して43名の出場が許可されたとか。国際的なセレクションではありますが、セルビアを始め、モンテネグロ、ブルガリアなど、旧東側からの参加が目立ちます。
このコンクールはようやく戦争の痛手から立ち直った文化国家セルビアで催される、11の主要な音楽イベントのひとつ。審査には毎年、国際的に著名な音楽家が当たっています。
特筆すべきはプログラムの選択です。比較的多彩な課題曲リストですが、モクラーニャッツ、トライコビッチなど、セルビアの作曲家の作品が含まれます。地元ベオグラードで彼らの音楽を響かせて表現を広げてください。
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