スコットランド国際ピアノコンクール/Scottish International Piano Competition
スコットランド最大の都市が誇る若手ピアニストの登竜門
優勝者には、ブリュートナー社製のピアノも。ユネスコが認定したヨーロッパ屈指の音楽都市グラスゴーが拍手喝采で沸き立つ12日間。
スコットランド最大の都市、グラスゴーで開催されるスコットランド国際ピアノコンクールは、グラスゴー出身のピアニストで、
リストの晩年の高弟であったフレデリック・ラモンドを記念したコンクールです。ヨーロッパ屈指のこの国際コンクールは、
1986年の開催以来、多くの才能溢れる若手ピアニストを世に送り出してきました。
フレデリック・ラモンドと言えば、ヨーロッパを代表する名ピアニストとして名高く、チャイコフスキーもその演奏会に足繁く通ったと言われるほど。
また、一方で、録音技術が未発達であった当時においても精力的に録音を残し、ニューヨークの名門イーストマン音楽学校で指導にあたるなど、
彼が後世の音楽界に残した遺産は測り知れません。
彼が晩年に教鞭を取った英国王立スコットランド音楽院とのパートナーシップによって開催されるこのコンクールは、公開審査形式で、
予選からファイナルまでがホールにおけるコンサートスタイルで行われます。また、コンクール期間中には、著名音楽家によるマスタークラスや
講演会、ワークショップなども開催されます。
そして、12日間におよぶ音楽の饗宴は、コンクールファイナリストとロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団との共演でフィナーレを
迎えます。耳の肥えたグラスゴーの聴衆が3年に一度の感動を待ちわびています。
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