中島晶子さん/声楽/モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー/オーストリア・ザルツブルク

上野学園高等学校音楽科ピアノ科卒業、上野学園大学音楽学科声楽科、専攻科卒業。 2014年夏、モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミーに参加。 -ザルツブルグの講習会に今回ご参加されていろいろお伺いしたいのですが、簡単な自己紹介として、今までどんな風に音楽をやっていらしたかを教えて下さい。 中島晶子 3歳からずっとピアノをやっていて、高校は上野学園高等学校の音楽科で最初ピアノで入って、いろいろ自分の中で心の変化とかがあって、大学から声楽に転科させて頂きました。 -歌は高校の時は? 中島晶子 歌はもともと小学校から地元の少年少女合唱団に入っていたので、歌は最初から好きだったというのもあったんですね。大学4年間は声楽で普通に上野学園大学に進んで、その後専攻科という1年だけ院の1年を今年の3月に卒業して、今年4月からは二期会オペラ研修所の研修生をやっています。 -ピアノから歌は、歌の方が自分に合っているなという風に感じたとか、そういう何か変化がありましたか? 中島晶子 最初は、自分はずっとピアノでやって行きたいという気持ちはあったんですが、高校の副科の時から、歌の先生に「こっちに来ない?」というスカウトというか誘われていて、そこからちょっと興味が。あとは、日本語しかやっていなかったので、初めてイタリア語とか他の違う言語、ドイツ語、フランス語とかやってみて、ちょっと楽しいなと思うようになっていって。 -歌は言葉も必要ですよね。やっぱり発音は難しいですか? 中島晶子 難しいですね。ドイツ語は「ウムラウト」とか、日本にはない発音なので結構苦戦はしますね。 -今回、海外では歌の講習会は2回目ですか?他にも行かれました? 中島晶子 講習会は2回目です。 -今回もう一回、同じ講習会を選んで行かれたのは、何か環境とか先生とかが良かったからというのがあって? 中島晶子 そうです。去年初めて行って、環境が自分の中で凄く良かったなというのがあったんですね。凄い田舎町で、とても声も出しやすいなっていうのがあったんですね。湿気もないですし、もう一回ここで歌いたいなというのは前回思っていて。あとは、前回と今回は違う先生だったんですけど、去年の先生がちょっとお年寄りだったので途中で心臓発作で帰られてしまって。なので、講習会最後に毎回クラスコンサートをやってたんですけど、先生が不参加だったので去年は出来なかったんです。なので、ちょっとやっぱり心残りだったというのもあって、今年もまた参加したいなと。リベンジというか。 -今度の先生はどうでしたか? 中島晶子 前回はピアノ専門の先生だったんですが、今年はバリトンの先生で、発声のこととかちゃんと教えて下さったので凄く為にはなったですし、あとは発音のことは結構言われましたね。なので、現地でちゃんとしたドイツ語を教えてもらったというのは凄く大きかったです。 -今回のクラスはどのぐらいの人数がいました? 中島晶子 今回は大体15人ぐらいだったんですけど、ほとんどが先生のお弟子さんでした。シューマン大学の教授をなさってる先生で、その教え子を何人か連れて来て、結構アットホームな感じの身内のクラスという感じでしたね。 -オーディションはどうでした?厳しい感じでした? 中島晶子 オーディションというかはもう普通のレッスンでした。 -いきなり始まるような感じで。じゃあそんなに厳選してというよりか、集まってきた人みんなで仲良くやりましょうというような雰囲気だったのですね。 中島晶子 はい。あとは、今回バリトンの先生がもう一人ピアニストの先生を連れて来てくれてて、なので1日2回レッスン。バリトンの先生とピアノの先生のレッスンと30分30分で受けられました。 -そのピアノの先生はどんなことを教えてくれるんですか?音楽的なことですかね? 中島晶子 そうですね。音楽のことと、あとはドイツリートなのでピアノの人とペアになって音楽を作って行くんですけど、主にピアノの指導ですね。あとは、そのピアニストの先生もウィーン出身の方なので、ほんとに発音とか歌詞の意味で。あと、全部英語で会話をしていたんですが、「これはどういう意味?」とか。それは分かっているんですけど、それをまた英語に直すというのが結構難しかったですね。結構いろいろ突っ込まれるというか、歌詞がある分ちゃんと理解していかなきゃというのがあるので。 -日本ではそういう現地の人からのレッスンはなかなかないですよね。他に日本人はいましたか? 中島晶子 いなかったです。 -じゃあ大変ですね、助け合いとかもなかなか出来なくて。 中島晶子 結構大変でした。 -先生のクラスのドイツ人が来てる方が多い感じですか? 中島晶子 そうですね。ドイツ人とあともともと他のマスタークラスとかで受けられてた、その繋がりの方とかもいらっしゃいましたし、イタリア人とかアメリカ人もいらっしゃいました。 -日本人がいないパターンというのは珍しいですね。日本語をしゃべらないで、それはそれでいい環境だったかと思います。今年の夏、先生は他の講習会にも参加していたので、そのつながりの人とかもいたのかもしれないですね。1日2回のレッスンで、それは上手に午前と午後とかになってるんですか? 中島晶子 そうですね。自分達で早いもん順で時間が決められるので、紙に希望を書いていってって感じですね。  -大体やりたい時にできるように組めましたでしょうか? 中島晶子 そうですね。あとは練習する時間も欲しいので、練習室との時間といろいろあわせて。 -練習室はどうでした?予約する時、大変でした? 中島晶子 私達はその日からレッスンだったので、当日は取れなかったです。先生のサインが無いと練習室取れなかったので。次の日でも大丈夫という話だったので、その次の日に行ったんですけど、やっぱり部屋のランクによってお金が掛かるから。やっぱり、あとから行ったので、高い部屋しかなくて。ピアニストの人も一緒に練習をしてたのでピアノがある部屋が良かったんですけど。 -ランクがそんなに良くない所は、先に埋まっちゃてるんですね? 中島晶子 そうですね、今回の参加が多分、弦が一番多かったんですね。なので、一番下はやっぱりピアノが無い部屋なので、弦の人達が。 -部屋はともかく、充分な練習時間はちゃんと取れましたか? 中島晶子 時間は大丈夫でした。 -練習とレッスンと。先生の人柄はどんな感じでしたか? 中島晶子 凄くフレンドリーな感じでしたね。最初やっぱり凄く緊張したんですけど、「大丈夫だよ」と言ってくれて。結構、日本にも来ているみたいだったので、日本語で「ありがとう」とか。 -日本人の生徒さんに教えるのは慣れているような感じでしたか? 中島晶子 そうですね、そうかもしれないです。 -レッスンでいろんなことを教わったと思うんですけど、普段は言われないようなことを言われたとか、印象に残っている言葉とかっていうのはポイントでありますか? 中島晶子 「お腹をキープしろ」って、よく言われました。 -発声の息を? 中島晶子 そうですね。キープして、あと結構ビブラート好きな先生だなと思って。「伸ばしている間、ここから辺からビブラートをかけて」とか、そういうことをあまり言われたことが無かったので、結構ビブラートをかけるんだなあって。 -大きくビブラートをかける? 中島晶子 いや、細かくです。私は、日本のレッスンの時はそんなに「ビブラートかけて」とかそんなの絶対に言われたことが無くて、むしろ「なんでビブラートをかけるの?」みたいな。自分ではそんなに自覚がないんですが、無意識にやってるみたいなんです。海外では「もっとビブラートかけて」みたいな。 -考え方とか捉え方の違いですかね? 中島晶子 そうですね。 -お腹のキープというのは筋肉を使って? 中島晶子 はい、そうですね。 -先程、英語でピアノの先生とお話されてたということですが、歌の先生とも英語でしたか? 中島晶子 全部英語でした。 -ドイツの生徒さんも英語でしたか? 中島晶子 全部英語でしたね。ドイツ人同士だとやっぱりドイツ語で会話してるんですけど、他の国の人とかはみんな全部英語でしたね。 -みなさん他の方のレッスンを聴いて、聴講とかはし合ってましたか? 中島晶子 はい、聴講しました。同じアンドビジョンの人達と聴講しに行ったりとか。 -他の先生とか、他の楽器とかも聞かれましたか? 中島晶子 楽器も行きました。ピアノも行きました。 -ピアノされてたらピアノも面白いですよね。ピアノはどうでした? 中島晶子 凄く印象に残ってるのは、「体で弾け」って仰っていたことです。やっぱり、体全体で弾くと音量も違いますし、結構日本人って小柄な人が多いと思うんですけど、「小柄なのにこんなに音量でるの?」みたいな「これ全然違うんだなあ」と思いましたね。 -そういう風に言われる前に弾いたたのと、言われてから弾いたのとでは全然違いました? 中島晶子 全然違いますね。音色も変わりましたし。 -他の楽器を聴講する方って結構少ないんですけど、でも、そういう事が出来るといろいろ幅も広がって良さそうですね。そうすると、時間的拘束時間が増えるから忙しそうですね、遊びに行ったりはしましたか?音楽を聴きに行ったとか。 中島晶子 近くに人形劇やってる所(マリオネット劇場)があって、そこで私が見たのはサウンドオブミュージック(人形劇)なんですけど凄く可愛くて、他にも魔笛もやってて、オペラのものとかもやっていて、それをDVDで販売したりと。 歌は全部英語なんですけど、字幕で内容「今こういう事やってるんです」みたいな字幕が出てきます。最初、ドイツ語が出てきて、英語、イタリア語、フランス語かスペイン語、一番下に日本語があって。 ほんとはザルツブルグ音楽祭も行きたかったんですが、クラスコンサートがいつになるか分からなかったので、ちょっとチケットが取れなかったというのもあったのと、あとは一番高い席しかなかったので。現地スタッフからマリオネット劇場をオススメして頂いて、「これは行くしかない」と思ったので。 -あまり日本ではないですしね。いい経験かもしれないですね。 中島晶子 ないですね。子供には凄くいいなあと思いました。 -内容もそうですね、魔笛とかサウンドオブミュージックとかだったら子供も分かりやすいですね。 中島晶子 はい。あと近くに行かないと、やっぱり表情というか。 -細かく表情は動くんですか? 中島晶子 そうですね、結構面白かったですね。やっぱり、「何人で動かしてるんだろう?」という疑問が凄くあって、最後に幕が開いて、「結構いるかな?」と思ったんですけど、そんなに6~7人ぐらいでやっていたので凄いなあと思って。 -見てみたいです。面白そう。 中島晶子 日本ではちょっとないですよねえ。 -ザルツブルグでは音楽祭をやっていたと思いますが、人は多かったですか? 中島晶子 結構多かったです。 -そういうのも見れて良かったです。街は治安とはどうでしたか? 中島晶子 スリもなく治安は凄い良かったです。道が分かんなくて、聞いてもすぐに「あそこだよ」と教えてくれて。 -親切ですね。 中島晶子 凄く親切です。 -今回、宿泊は学生寮ですよね、ピアノのある方でした? 中島晶子 はい。 -生活はしやすかったでしょうか? 中島晶子 去年も去年も同じ寮でしたけど、何色の寮、何色の寮ってあって、去年と違う色の寮に泊まったんですけど、寮によって風呂場の広さが全然違うんですよね。なので、湯船が浅いので湯船に浸かりたくても浸かれない。 -浅いんですか?あるけど浅い? 中島晶子 そうなんですよ。 -基本シャワーのみ、というかんじでしょうか? 中島晶子 そうですね。 -自炊はされましたか? 中島晶子 はい、近くのスーパーで買い物をしました。 -お食事はご自分で作られて、レストランに行ったりもしましたか? 中島晶子 はい、レストラン行きました。 -そういう所では美味しい物は食べられましたか? 中島晶子 そうですね。そんなに頻繁には行ってないんですけど、クラスパーティがあったのでそこでレストランに行って、ほんとにドイツビールがあって、ソーセージ、ジャガイモですね。あとは、クラスコンサートの終わった後、打ち上げで日本食も行ったんですよね。 -日本食どうでした? 中島晶子 中国人が経営しているのでタイ米ですし、味噌汁も「絶対これインスタントだよね」みたいな。天ぷらもよく分かんない。中身あるのかなみたいな。それなのに凄いいい値段するんですよね。枝豆が凄く小さくて。やっぱり外国人だと、それが凄く嬉しいんですよね。先生とか、枝豆だけ凄くテンション上がったりしてるんですよね。あとは、分かんないんで「にぎりって何?」とか「巻きずしって何?」とかって、普通に聞いてくる。なかなか説明できないんですけど、たまたま写真載ってて「これが巻きずしだよ」とか。  -お寿司はみんな興味あるんですか? 中島晶子 興味ありましたね。あと日本食なので箸なんですよね。 -みんな使えるんですか? 中島晶子 使える人は凄く上手いんですけど、使えない人は。最初、来る前にみんな箸で遊んでいるんですよ。指揮棒にしたりとか。刺して吸盤にしてみたりとか、「日本ではありえないよね、これ。」みたいな。見守って一緒に笑って写真を撮るみたいな。 -箸で盛り上がってくれるなんて楽しそうですね。 中島晶子 そうですね。結果、最終的に天ぷらとか手で食べてるんですよね。 -熱そう。お寿司とかはいいですけど、天ぷらはちょっとベタベタになりそうですね。 中島晶子 あまりお勧めはしません。 -日本食っぽい何かみたいな感じですね。 中島晶子 そうですね。その日本食は置いておいて、他のレストランは凄く美味しかったです。やっぱり、シュニッチェル(カツみたいな)というのがやっぱり王道で、ザルツ行ったらそれで。あと、ザハトルテ(チョコのケーキ)は全部食べたんですが、美味しかったです。 -海外は、甘いものは日本より甘いですよね? 中島晶子 凄く甘いですね。甘い所は甘いですし、そこまで甘くないホイップとか程よい感じの物とかありましたね。あと、ザルツしかないデザート。メレンゲみたいな砂糖しか使ってないような甘い。結構スイーツ系、ケーキ屋さんとかは多いです。 -外で食べるとケーキとかは高いんですか?日本と同じぐらいですか? 中島晶子 そうですね。同じぐらいですかね。同じぐらいなんですけど、凄く大きいのでちょっとお得感はあります。 -そういうお菓子食べに行ったりとかは、クラスの子とか? 中島晶子 はい、そうですね、一緒に行きました。 -海外の人達とは、仲良くするコツみたいなのってありました?こういう風にしたら仲良くなれたみたいのはありました?積極的にした方がいいとみんな言いいますね。 中島晶子 そうですね。積極的にした方がいいですね。あとは、クラスパーティで凄く仲良くなったっていうのはあったので、そういう交流会というか。やっぱりレッスンだけだと、なかなか話せないんですよね。いない人とかやっぱり来るので。なので、そういう場を設けてくれたというのは凄く有難い。 -それは先生がセッティングするんですか? 中島晶子 先生がセッティングする場合もありますし、生徒がするときもあります。 -そういうのがないクラスもあるんでしょうか? 中島晶子 そうですね。きっとあると思います。でも、たぶん、クラスコンサートとか、そういう後は絶対みんなで写真を撮ったりとか、ご飯を食べに行く機会はきっとあると思うので、その時にお友達になったりする確率はありますね。 -帰って来てからも連絡取り合える友達とかも、向こうで出来るもんですか? 中島晶子 今はFacebookがあるので、結構みんなで申請したりとかしてますね。 -いいですね、いつかドイツ行った時とか会えるかも知れないですね。 中島晶子 そうなんです、イタリア人の友達も出来たので、イタリアに行った時に連絡とか取れれば。あと、香港の友達も出来たので。 -近いからいいですね。滞在してて困ったことはそんなに今回は?練習室が取りたい部屋が埋まっていたりとか。 中島晶子 今回はそんなに使ってないんですけど、寮の練習室が多分6部屋ぐらいしかなくて、予約制とかじゃないんですよね。 -空いてたら使うって感じ?。 中島晶子 そうです、みんな同じ鍵を持っているので、だから交渉しないと退いてもらえない。 -なるほど。 中島晶子 あと、ちょっと困ったのは、せっかく大体時間は決まってあるのに、今やってる生徒の次は絶対自分なのに違う人が入ってきたり。 -何でですか?私が先にやりたいみたいな感じですか? 中島晶子 先生も、次が誰なのかっていうのをちゃんと理解してないんですよね。 -来ちゃったから、じゃあこの人かみたいな感じ? 中島晶子 そうですね。それで最後の方に回されちゃったりとか。 -それは予定が狂いますよね。 中島晶子 今回、私、通訳付けてなかったんですよ。だから、ある意味、通訳付けてなくて逆に良かったのかなって。 -そうかもしれないですね。ズレちゃうから。 中島晶子 そうなんですよね、あとは、一番最初のガイダンスにいなかった生徒がいきなり来てたり。「この人も生徒だったの?」みたいな、結構自由です。 -予約制なのに、それは守ってほしいですよね。 -今回行かれて2回目ですけど、なんか行って変わったなと思う事とかはありますか?自分の技術のことに関しても、性格的なことに関してもなにか。 中島晶子 技術は、結構やっぱり歌詞がある分、凄く表現しなきゃいけない、楽器もそうですけど伝えるというのが、やっぱりレッスン受ける前までは「ちょっと消極的だったのかな」というのは今は感じていて、レッスン受けた後は「このぐらいしなきゃいけないんだ」という。「これほどか」みたいな大袈裟にやらないとほんとに伝わらないなというのは、ほんとに聞いてても思いましたし。そこが、私というよりは日本人は伝えるというのが結構消極的だと思うんですよ。というのは凄く感じましたね。音楽もそうですけど、普段の生活からとか普通の会話とかから、結構積極的に自分から何かをするとか行動もそうですし、会話も結構積極的に行かないと通用しないんだなというのは感じて、やっぱり行って一番勉強したのは技術よりそこかもしれない。技術も大切ですけど、表現が一番なんだなというのは今回行って。 -その辺は日本にいるだけでは分からないことが多いですもんね?周りが海外の人たちの仕草。仕草一つも体の使い方が違うって言っている方が多くて、それによって歌がもうちょっと近くにある人達とかは喋ってるような感じとか。 中島晶子 そうですね。レッスン受ける前とかは喋ってましたね。先生が実際喋って、ここ喋ってって。特にドイツリートは語りみたいな感じなので、短い曲の中にストーリーがあって、それをどれだけ伝えるかというのが2~3分の世界なので、それだけの時間でどれだけ表現するか、伝えられるかというのが凄く大きいと思うんですね。 -表現の仕方? 中島晶子 そうですね。 -今後、こういう講習会とかに参加する方がもしいたとしたら、何かアドバイスとかはありますか? 中島晶子 やっぱり言葉の壁というのが大きかったんですよね。私、一応ドイツ語は習ってて、向こうで試そうとは思ってたんですけど、なかなか試す機会がなくて全部英語なんですね。大きい夏期講習とか世界から集まってくるそういう夏期講習は全部やっぱり英語だと思うんですよね。長期留学とかは、やっぱりそこの現地の言語が大切になってくると思うんですけど、講習会に行くとなると、やっぱり英語が一番使うのかなあと。やっぱり世界共通語ですし、他の国の人でも自分の言語+第二外国語が英語じゃないですか。だから、向こうの人からすれば、喋れるのが当たり前だと思うんですよ。でも、日本人はやっぱりそこまで英語は。今思うと、学生の時にもうちょっと勉強しておけば良かったというのもあるんですけど、英会話にならなくてもいいと思うんですけど、単語だけでも取り敢えず知っておけば何とかなるんじゃないかなあというのはありますね。 -クラスの子とか、普通にみんな英語で話しかけてきたりしますか? 中島晶子 普通に。あと、手加減してくれるというか、ちゃんとゆっくり教えてくれるので。あと、ジェスチャーもちゃんとしてくれるので。 -なんとかなるけど、やっぱり出来た方がいいっていう感じですかね? 中島晶子 そうですね。そっちの方がやっぱりコミュニケーションも出来るし、すぐ多分打ち解けると思うんですよね。 -じゃあ、言葉ですね。今後は中島さんは、活動はどうされていくんですか?日本での活動もこれから1年くらいはありますね。 中島晶子 はい。でもその後はやっぱり留学したいというのがあって。今、二期会に行きつつ、海外を探してるという感じなんですよね。 -じゃあ、これからもまた短期のものに行って、先生を探したりするかもしれない? 中島晶子 そうですね。あと、結構歌の場合だと先生によって発声が全然違うので、やっぱり自分に合った先生を見つけた方がいいっていうのを教えて頂いたので、ちょっとでも合わない先生に行っちゃうと、すぐ喉が潰れちゃたりする可能性があるというのを聞いたので。      あとは、私はドイツ音楽が好きなので、やっぱりドイツ圏には行きたいなと思っています。今はザルツしか行ってないですけど、ウィーンとかベルリンとかミュンヘンとか考えています。 -何かまた講習会とか気になるものあったら是非声を掛けて下さいね。今日はどうもありがとうございました。

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