Band Campのご案内【スペシャルイベント!国内で音楽留学が体験できます♪】
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
海外式音楽レッスンを日本で体験できる【特別】イベント
BAND CAMP
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
日本にいながら海外式の音楽レッスンが受けられる、
そんな特別イベントをこの夏開催します!!
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
★留学してみたいけど、踏み切れない…!!
★海外の先生のレッスンってどんなもの…??
★留学をもっと手軽に体験してみたい…!!
そんな方にオススメしたい特別イベント!
講師陣は音楽学校卒の外国人が担当します。
海外式のレッスンを【日本で】あなたも体験してみませんか??
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
♪イベント詳細♪
日時:2017 年8 月26 日(土) 13:00~18:00
場所:BASS ON TOP 中野サンプラザ店
料金 :9,800 円(税込)
専攻 :トランペット/ドラム/エレキベース/エレキギター
*レベル不問、15 歳以上から参加可能です。他の専攻はご相談下さい。
定員:最大25 名まで *先着順となります
スケジュール:
13:00~13:30 受付、開講のあいさつ、先生紹介
13:30~17:00 バンドアンサンブルレッスン
17:00~18:00 留学カウンセラーによる留学説明会
詳しくはこちら♪
https://www.andvision.net/downloadpage.html
*ページ下段の国内公開レッスンよりチラシ・申込書がダウンロードできます。
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
♪イベント特典♪
【特典1】アンサンブルレッスン
海外の音楽院で学び、ミュージシャンとして活動している外国人講師に教わるスペシャルレッスン。
共通の課題曲を使用して、音楽ならではの外国語表現や外国人講師ならではのアプローチで演奏技術を学びます。
【特典2】留学説明会
音楽留学とは?どんな学校があるの?海外の生活とは?何から準備をしたらいいの?…そんなあなたの疑問にプロの留学カウンセラーが特別にお答えします!
【特典3】
参加者限定の豪華プレゼントもご用意しています!
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
♪お問い合わせ・お申込は…
〒104-0031 東京都中央区京橋 1-5-5 京橋共同ビル 5F
TEL:03-3278-3450 MAIL:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
岩田真実さん/ピアノ/ゲオルグ・シュタインシャーデン教授/オーストリア/ザルツブルク
岩田真実(いわたまみ)
4歳よりピアノを始める。
これまでに三宅万里、阿部千鶴各氏に師事。
現在ソロや伴奏など、様々なコンサート活動を行っている。
--それでは簡単な自己紹介からお願いいたします。
岩田様:ピアノを始めたのは4歳からで、同志社女子大学の音楽科を卒業しました。その後、音楽教室の講師をしたり、最近ではカフェや披露宴、結婚式で演奏したりしてきました。
--そうなんですね。ピアノを始めたきっかけを教えていただけますか。
岩田様:母親がピアノを習っていまして、何気なく「やろっか」の一言でピアノ教室に通い始めました。
--留学を決めたきっかけは、どんなことだったんでしょうか。
岩田様:周りから「留学したほうがいいよ」という話を聞いていて、いつか自分もできたらいいなというふうには思っていたんですが、去年に入って両親が1週間ほどヨーロッパ旅行に行ったんです。そのときの写真を見せてもらって、やっぱり私も留学したいなという気になって、その気持ちが高まっているときに、アナザースカイという番組で、新妻聖子さんがゲストで出ていたんです。その回で「新しい未知の世界へ行くのは怖いけども、それでも勇気を出して飛び出したときに想像もつかなかった世界を見せてくれるよ」と、未来は自分が思う以上に計り知れなくて、とっても面白いというお話をされていたんです。その言葉が私の中で響いたんです。
--留学に行かれる前までは、講習会や海外の先生のレッスンに参加したことはおありだったんですか。
岩田様:全くないですし、あまり準備もできずに、もう行きたいという気持ちだけで行きました。
--海外に行かれたことはあったんですか。
岩田様:ないんですよ。初めてで、一人の海外留学でした。
--そうだったんですね。では事前に情報収集をしたりとか、周りの人に聞いたり調べたりということもされたんですか。
岩田様:そうですね。アンドビジョンさんのホームページに掲載されているインタビュー記事や、講習会に行った感想などをずっと読んでいました。
--ありがとうございます。講習会に行かれる方の中には、先生選ぶ際、この先生に習いたいということがもともとなければ、どうやって先生を選べばいいか分からないという方も結構おられるのですが、岩田さんはどうしてこの先生を受講しようと思われたんですか。
岩田様:私の場合、行った場所がザルツブルクだったので、そこでプライベートレッスンで教えていただける先生がお一人しかいなくて、選択肢がなかったんです。
--そうだったんですね。ではザルツブルクに行きたいというのがまずおありで、そこから先生を探されたということですか。
岩田様:はい。私はザルツブルクに行きたいということが1番にありました。
--そうなんですね。ザルツブルクに行きたいというのはどういう理由だったのですか。
岩田様:留学したいという気持ちが強くなったときに、どこの場所がいいかなってインターネットでいろいろ探していたらザルツブルクが出てきて、街並や写真を見て、直感でここに行きたいと思ったんです。それから両親がヨーロッパ旅行に行った際にザルツブルクにも行っていて、その写真を見せてもらったときに、間違いないなと直感的に感じました。
--じゃあもう、縁があったという感じですね。
岩田様:もう本当にそうだと思います。
--ほかの国は考えられたりしなかったんですか。もう悩むこともなくという感じでしたか。
岩田様:そうですね。悩むということはなかったですね。ザルツに着いたときも、「ああ、やっぱり自分の直観に従って良かったな」と思えました。
--それで先生がお一人しかおられないから、この先生しかないということになって、その先生はどういう方だったんですか。
岩田様:ゲオルグ・シュタインシャーデンという、モーツァルテウムの表彰をされている方だったんです。いい意味でオーストリア人という感じで、いつもニコニコされていて、本当にアットホームなレッスンでした。
--そうなんですか。優しい方でしたか。
岩田様:すごく優しい方でした。最後のレッスンのときに、「これで最後のレッスンになるけど、全部で11回だったけど、一緒に勉強ができて僕も楽しかったよ、ありがとう」と言ってくれたので、本当に感動して泣きそうになりました。
--素敵ですね。そのレッスンはずっとそんな雰囲気でされていたんですか。
岩田様:そうですね。怒られることもなく、訂正されるときもとっても優しかったですね。弾き方の指導でも、私の腕を鍵盤に見立てて、先生が「こういう弾き方で弾いて」と分かりやすく教えてくださいました。
--分かりやすそうですね。コミュニケーションはご自分でされていたんですか。通訳の方はいらっしゃいましたか。
岩田様:コミュニケーションは通訳の方にお願いしていました。
--そうだったんですね。やっぱり通訳の方がいらっしゃるほうがいいなと思いますか。
岩田様:そうですね。私の場合、ドイツ語も英語もできないので、通訳の方がいてくださることですごく安心でした。
--そうだったんですね。レッスンが11回というのは結構長いと思うのですが、1回何分くらいで、内容はどういう感じで進んでいったのでしょうか。
岩田様:基本的にレッスンは1回1時間なんですが、ゲオルグ先生は時間に縛られるのがお嫌いな方でしたので、初回は1時間半以上レッスンがあって、その後のレッスンの時間はばらばらでした。
--すごくいい先生ですね。
岩田様:いい意味できっちりしてないというのが、私の性格にも合っていました。
--そうだったんですね。レッスンでは、ずっとお持ちになった楽曲をレッスンされていたんですか。
岩田様:そうですね。大体1回1曲をとおしてから、その曲の時代背景や楽譜に書いてある内容などの説明をしていただきました。
--すごく勉強になりそうですね。練習は大体どこでされていたんですか。
岩田様:練習はすべて宿泊先のゲストハウスでしていました。
--そうだったんですね。どれくらい練習できましたか。
岩田様:平日は3時間、休日は3時間予約をしていただいて、基本的にはその時間で練習していたんですけど、受付に予約表があって、空いている時間は自由に使っていいというかたちでした。2月は大学が休みで、結構皆さん自分の国に帰られていて、割と練習室が空いていたのでたくさん練習できました。
--たまに取り合いになるみたいな話も聞きますが、大丈夫でしたか。
岩田様:そうですね。取り合いになったり予約時間を間違えて書かれたりしていて、自分が思っていた時間に行ったら、「この時間はもう自分の時間だから帰って」と言われて、泣きながら帰ったこともありました。
--そんなこと言われたら言い返せないですもんね。
岩田様:自分がしゃべれる言葉でぽつぽつはしゃべっていたんですけど、それでもはっきりと向こうの方はしゃべられるので、太刀打ちできませんでした。
--そうなんですね。レッスン以外の時間はどういうことをされていたんですか。
岩田様:平日は毎日語学学校に行っていました。私は英語の勉強をしたんですけど、そこでの先生もすごくいい先生で、ホームパーティーしてくださったりしました。
--そうなんですか。すごくラッキーでしたね。ザルツブルクで、語学学校もレッスンも全部されていたんですか。
岩田様:はい。すべてザルツブルクです。
--そうですか。ずっとザルツブルクに行きたいとおっしゃっていたので、実際に行ってみると街はどんな感じでしたか。
岩田様:そうですね。街全体が絵になると言いますか、とてもきれいな街でした。ザルツブルクは近くに教会がたくさんあるので、鐘の音で朝起きることもありました。
--素敵ですね。先生はいつもニコニコしていらしたとおっしゃっていたんですが、ザルツブルクの人はみんなそんな感じなんですか。
岩田様:そうですね。皆さん本当にフレンドリーで、お土産屋さんに行くときも現地の言葉で挨拶をしたら、「君、ドイツ語しゃべれるの?」と話しかけてくれて、そこから仲良くなって、有名なモーツァルトチョコをプレゼントしてくれました。そんな出会いがたくさんありましたね。
--いい街ですね。直観に従って行ってみて、理想と全然変わらなかったというか、がっかりしたことはなかったんですね。
岩田様:そうですね。食事が本当に合わなかったんです。
--それは結構大きいですよね。どんなところが合わなかったんですか。
岩田様:何を食べてもおいしいと感じなかったんです。
--味が合わなかったんですか。
岩田様:そうですね。なので、日本の調味料やお米などを送ってもらって、自炊していました。
--外食でもおいしくないという感じですか
岩田様:外食は食事代がすごく高くて、おいしいんですけど、お腹いっぱい食べるとものすごいお金をとられるという感じでした。
--例えばどれくらいのお値段ですか。
岩田様:そうですね。大体メインとドリンク1杯で20ユーロぐらいでした。
--そうなんですね。やっぱりヨーロッパは高いですね。自炊されていたということだったんですが、ゲストハウスはどういう設備だったんですか。ホテルみたいな感じのゲストハウスなのか、いろんな人と同居する感じでしたか。
岩田様:ホテルみたいなタイプのゲストハウスでしたね。5階まであって、1階から4階までが部屋になっているんですが、ワンフロアずつ共同のキッチンがありました。そこが夜の10時まで自由に使えるので、そこで料理をしていました。
--お手洗いやシャワーなどはお部屋にあったんですか。
岩田様:はい。ホテルタイプのゲストハウスなので、週に1回お掃除の方に来ていただいていたので、とっても楽でした。
--ではゲストハウスに泊まりながら、午前中に語学学校に行って、夕方からレッスンという感じでしたか。
岩田様:レッスンは基本的に午前中にありました。午後からはその大学の方のレッスンがずっと入っていたみたいで、語学学校はお昼からでした。
--では一日の流れとしては、宿泊先からレッスンに行って、レッスンから語学学校に行くという感じだったんですね。その3つは近いところにあったんですか。
岩田様:はい、とても近いです。歩いて大学からは5分ほどで、語学学校までも10分ほどでした。中心街だったので住みやすかったです。
--それは便利ですね。語学学校やレッスン、宿泊先で海外の人たちと話す機会はありましたか。お友達はできたりしましたか。
岩田様:語学学校はプライベートレッスンだったので、先生以外の方と会う機会がなくて、最初は友達がなかなかできなかったんですけど、旅行先で友達になったりしました。2カ月目になると少し英語を使ってしゃべれるようになり、友達もつくることができましたね。
--そうですか。それは現地の方とお友達になったんですか。それともそちらの方も留学や旅行などで来られていたんですか。
岩田様:現地の方は、先ほどのお土産屋さんや宿泊施設で働いている方でしたね。
--海外の方と上手くコミュニケーションをするコツというか、付き合うのに気を付けられたことはありますか。
岩田様:とりあえず挨拶はきちんとすることと、いつも笑顔でいること、しっかり話を聞いていますよというアピールをすることですかね。あとは、当たり前のことなんですが、自分がされて嫌なことはしないようにして、人が喜ぶことをしようと心がけていました。
--そうなんですね。語学や食事のことでいろいろ困ったこともあったと思うのですが、ほかにこれは困ったなということはありましたか。
岩田様:ヨーロッパの方は大体英語はしゃべれるって聞いていたので、ドイツ語は勉強しなくていいと思っていたんですけど、お掃除の方が全く英語をしゃべれない方で、英語で何か伝えようとすると「English No」と言われました。結構その言葉が刺さって、もっとちゃんと現地の言葉を勉強しないと駄目だなと思って、そこから勉強しようと思いました。でもそう言ってもらったおかげで、しゃべれるように頑張ろうと思えたので、すごくいい機会でした。別のお掃除の方も、全然英語がしゃべれない方だったのですが、私がドイツ語をしゃべれないということを分かってくださっていて、「頑張って、英語で明日掃除に行くよ」と、言ってくれているのを見て、申し訳なく思いました。しゃべれるように頑張ろうと思ったのは、その二つがきっかけです。
--そうだったんですか。今回留学に行かれて、レッスンを受講されて、いろんな経験されたと思うんですが、レッスン受講して良かったと思われたのはどういう瞬間ですか。
岩田様:正直、今まではすごく自分に自信がなくて、どうせ私は上手くないからと思って、ちょっと不安な気持ちで行ったんです。でも初回のレッスンで、先生から「心配事はある?」と聞かれて、正直に話をしたら、「全然、そんなに怖がらなくていいよ。音楽は楽しいものだからね」と優しく言ってくださって、トラウマから解放されたような感じでした。先生のレッスンはすべて楽しかったですし、原点に戻れたと言いますか、音楽は楽しいんだなと改めて思えたことがすごく良かったなと思います。
--それは帰国されてからも思われていますか。
岩田様:そうですね。今も思いますし、「演奏も変わったね」と言われますね。
--それは嬉しいですね。日本と留学先で大きく違うことは何でしたか。
岩田様:皆さんアットホームでフレンドリーなところですね。例えばお店に入るときに絶対に挨拶するのが向こうの決まりで、挨拶をして「ありがとう」と言って帰る、そういうコミュニケーションがしっかりできているところがいいなと思いました。
--日本ではなかなかないですもんね。音楽的なところでも日本と留学先では結構違いましたか。
岩田様:そうですね。先生が生徒目線で、同じ目線でしゃべってくれることですかね。
--日本だとどうしても先生は偉い人というか、上下関係がありますもんね。
岩田様:それでちょっとおびえていた部分もあって、先生に「レッスンが怖いんです」とお伝えしたら、向こうでは全くそんなこともなかったので、食事以外はストレスフリーな生活でした。
--食事結構大きいですもんね。音楽性の違いというものもあるんですか。
岩田様:そうですね。先生によっては違うと思いますが、全然違いましたね。よく先生から教えていただいたことは、「一つ一つを言葉だと思って大切に弾いてね」ということでした。言葉は単語が組み合わさって一つの文章になるので、日本語でもどの言葉を強調して言うかで、全く別の意味になったり印象が変わったりすることがあるじゃないですか。例えば天気の雨とお菓子の飴は全然意味が違いますよね。
--そうですね。文脈で判断しないといけないですよね。
岩田様:「それは音楽でも言えることだよ」というふうに教わりました。日本人の留学生も「ドイツ語を理解できるようになって、ドイツの作曲家の作品のフレージングが自然とできるようになった」と言っていたので、言語は音楽と密接に結びついているんだなと感じました。
--確かにずっと日本語でやっているので、日本では気づけないですよね。留学前にしっかりやっておいたほうが良かったなと思っておられることで、これから留学行く人にアドバイスなどはありますか。
岩田様:皆さんおっしゃることだと思いますが、やっぱり語学の勉強はしたほうがいいと思います。最悪、単語単語でくみ取ってくれますが、自分の言いたいことが伝えられないもどかしさが常にありました。親切にされたのに「ありがとう」しか言えなくて、もっと伝えたいのに伝わらない、伝え方が分からない、それがもどかしかったです。
--分かりました。ほかに留学する方や迷っている方へのアドバイスはありませんか。
岩田様:そうですね。留学はものすごく大きな決断だと思うんですよね。私も実際行動に移すまでにすごく時間がかかって、でもやっぱりいざ行ってみたらなんとかなるんですよ。なので、行きたいという気持ちを貫いて頑張ってもらいたいなと思いますね。絶対短期間でも自分のためになるので、行く目的や向こうで何を学びたいかなど、自分の芯をしっかり持っていけば、絶対なんとかなると思います。
--ありがとうございます。帰ってこられて、これからの目標や進路で考えていることがあれば、ぜひ教えていただけますか。
岩田様:そうですね。まず語学は続けようと思っています。
--英語もドイツ語もですか。
岩田様:はい。それから、向こうでは空港や施設に自由に弾けるピアノが置いてあることが多く、そこで何回か私も弾いていたんです。そのときにクラシックやヒーリング音楽のようなものも弾いていたら、立ち止まって聴いてくださる方がいて、弾き終わった後に「もう終わっちゃうの?」、「もっと弾いてほしい」、「弾いてくれてありがとう」と言ってくださって、すごく嬉しかったんです。なので、そういった気軽に音楽を楽しんでいただけるような活動をずっと続けていけたらなと思っています。日本国内だけじゃなくて、海外でもそういった活動ができたらいいなと思います。
--ではまた海外にも行きたいなと思っていらっしゃるんですか。
岩田様:はい。この3カ月で、また会いたいと思う人とたくさん出会うことができたので、必ず行きたいです。
--分かりました。またご質問させていただくこともあるかもしれませんが、そのときはぜひよろしくお願いいたします。
岩田様:こちらこそお願いいたします。
--本日は貴重なお時間いただいて、ありがとうございました。
岩田様:こちらこそありがとうございました。
【講座番外編】海外音楽講習会の選び方
講習会の選び方講座番外編では、
♪“お子さまのための” 講習会
講習会の中には、年齢制限がなく
ご受講いただけるものもたくさんありますが、
その中でも今日は、
お子さまのためのコースがある講習会
を紹介いたします。
各国からの参加者と現地でお友達になったり
いつもの生活では体験できない
素敵な夏休みがまっています。
** オススメの講習会 **
■子供のためのウィーン国際夏期ピアノ講習会
https://www.andvision.net/program/course/466-vienna-young-pianist-vyp.html
■青少年のためのシュリッツピアノ夏期講習会
https://www.andvision.net/program/language-for-children/548-the-pianale-junior.html
■モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミー
https://www.andvision.net/program/major/467-universitaet-mozarteum-salzburg-international-summer-academy.html
■シオン夏期音楽アカデミー
https://www.andvision.net/program/course/468-academy-music-sion-master-classes.html
↑↑詳細は各講習会をクリック↑↑
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
出張説明会のお知らせ
いつも大変ご好評頂いている出張説明会を
5月20日(土)に仙台で、
7月17日(月・祝)に大阪で、
開催致します。
ご参加は無料ですので、
音楽・ダンス留学をご検討の方々、
ぜひこの機会にご参加ください♪
※事前予約制/先着順ですので、
ご予約はお早目に!!
※無料カウンセリングは、1組60分程度です。
定員以上になった場合は、
申しわけございませんが、
お電話もしくは東京オフィスにて
対応させていただきます。
--------------------------------------------
【仙台会場】
◆日時:5月20日(土)9時30分~20時予定
※完全予約制/個別相談会
◆会場
【会場】エスポールみやぎ 会議室(予定)
【乗用車】 仙台駅東口より約15分 駐車場無料(大型バスは別途)
【仙台市営バス】乗場案内
乗り場:仙台駅西口「Loft」前[18番]『鶴ケ谷7丁目行』
『保健環境センター青年会館前』下車(約25分) 徒歩1分
【JR仙石線】『陸前原ノ町駅』下車徒歩約25分【JR東北本線】『東仙台駅』下車徒歩約20分
--------------------------------------------
--------------------------------------------
【大阪会場】
◆日時:7月17日(月・祝)9時30分~20時予定
※完全予約制/個別相談会
◆会場
【会場】エル・大阪 小会議室(予定)
*京阪地下鉄谷町線「天満橋」駅より西へ約300m
〒540-0031 大阪府大阪市 中央区北浜東3-14
--------------------------------------------
♪参加ご希望の方は、
予約フォームをお送りいたします。
下記までご連絡ください。
お電話でのご予約も承っております♪
電話:03-3278-3450
FAX:03-4496-4903
メール:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
【新連載スタート♪】音楽留学アンドビジョンNewsLetter
<Andvision News Letter>
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
こんにちは、__c0__様 ♪
新しくメルマガ担当になりました、アンドビジョンの谷山です。
音楽留学に役立つ情報をどしどしお届けしますので、どうぞよろしくお願いします!
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
** 留学人気国 Top5 **
今週は第5位 イタリア特集です!
芸術と情熱の国イタリアで、あなたの音楽もスキルアップまちがいなし!
☆カリアリ夏期国際音楽アカデミー
https://www.andvision.net/program/course/536-accademia-della-musica-di-cagliari.html
美しいビーチと古代遺跡に囲まれて、あなたもこの夏、ステキ体験を…♪
有名な先生方も多数参加します!
【体験談はこちら】
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/111-minami-kuriyama.html
☆プライベートレッスン
www.andvision.net/program/andvision-special-program/private-lesson/86-delfo-menicucci-vocal-lesson.html
ミラノ音楽院教授のレッスンを本場イタリアで!
レベル・経験は問いません、やる気だけご持参下さい♪
☆語学も音楽も!よくばりコース
イタリア語も音楽も学びたい!そんな方はぜひ弊社カウンセラーにご相談を。
あなただけの特別プランをご紹介します!
【体験談はこちら】
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1022-ms-h-o.html
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
☆イタリア以外の情報もほしい…!!
→そんなあなたはこちらhttps://www.andvision.net/brochure.html
☆音楽留学のプロから話を聞きたい…!!
→そんなあなたはこちらhttps://www.andvision.net/counseling.html?layout=form
☆質問したいことがある…!!
→そんなあなたはこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。にメール送信☆
**・‥…―━━━―…‥・*・‥…―━━━―…‥・**
些細なことでもご相談下さい。
音楽留学のプロがお答えします!
**・‥…―━━━―…‥・*・‥…―━━━―…‥・**
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
** 今週の音楽家格言 **
「旅をしない音楽家は不幸だ」by モーツァルト
音楽家の皆さん、旅に向けた第一歩をアンドビジョンで!
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
♪次回は第4位を発表!長期留学にも人気なあの国が登場します…!!
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
【講座Vol.6】海外音楽講習会の選び方
講習会の選び方講座Vol.6では、
♪“いろんな先生から!欲張り” タイプ
一人の先生じゃ物足りない…という方には、
複数の先生からレッスンが受けられる講習会が
オススメです。
2期間連続で受けられる講習会や、
前後にプライベートレッスンや語学学校を
追加することも可能です。
中には講習会をハシゴする方も…!
** オススメの講習会 **
■シュリッツピアノ夏期講習会
https://www.andvision.net/major/451-piano-academy-pianale.html
■ウィーン国際夏期ピアノ講習会
https://www.andvision.net/program/course/543-vienna-international-pianists.html
■ムルハルト国際ピアノアカデミー
https://www.andvision.net/program/course/452-internationale-klavierakademie-e-v.html
■ニース夏期音楽アカデミー
https://www.andvision.net/major/keyboard/502-academie-internationale-dete-de-nice.html
■タラゴナ国際夏期マスタークラス
https://www.andvision.net/program/course/554-concurs-internacional-badura-skoda-masterclasses.html
↑↑詳細は各講習会をクリック↑↑
次回は・・・番外編
お楽しみに!
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
相曽賢一朗さん/ローヨラ・マリーモント大学/ラ・シエラ大学/アメリカ・ロサンゼルス
東京芸大附属音楽高校を経て、東京芸大へ進む。文化庁芸術家在外研修員として英国王立音楽院へ留学し、ロンドン大学より音楽修士号取得、1995年に英国王立音楽院を首席で卒業 。長年ロンドンを拠点にしてソロ、室内楽、オーケストラ、教育で多彩な活動を繰り広げる。
“知性、鋭敏な様式感、説得力のある音楽性に溢れ”(指揮者Sir John Eliot Gardiner)、“絹擦れの音を想わせる繊細にして精妙なトーン”(音楽の友誌)、“格調高い、品格のある音楽。まるで、戦前の巨匠の演奏を聴いているような。”(モーストリー・クラシック誌)と評される。イギリス、東西ヨーロッパ、北南アメリカをはじめ、グルジア、アルメニア、カザフスタン等の主要ホールで演奏する。日本では1997年より毎秋、個性的なプログラムのリサイタル・シリーズを行っている。
ロン・ティボー国際コンクール、日本国際音楽コンクール入賞の他、英国王立音楽院よりベアーヴァイオリン賞等様々な受賞をし、英国音楽界への貢献に対してアソシエイト称号(ARAM)を授与される。その後同音楽院とバーミンガム音楽院で後進の指導に当たる。2003年、両陛下の御前演奏の栄に浴する。
近年はIMSプロシャコーブ(イギリス)、アミレジビ(グルジア)等の音楽祭より定期的に招待される他、モンテシート夏期国際音楽祭(ロサンゼルス)で毎年ヴァイオリンと室内楽クラスを開講している。
エイジ・オブ・エンライトメント管(OAE)、レヴォリューショネ・エ・ロマンティーク管他、イギリスとドイツの 時代楽器オーケスラで活躍し、 ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団/OAEのフォーレのレクイエムCDのヴァイオリン・ソロなど、録音やメディアによる放送も多数。スコットランド室内管、ロンドン・フィル、ハレ管 では首席奏者として演奏する。
クラシックの枠を超えた活動は、中村明一(尺八)、金森江仙(書家)とのコラボの他、イギリスで 「音楽=瞑想=ヒーリング」のサウンドネス・フェスティバル、小学生との創作コンサートなどがあり、世界各国で障害を持つ子どもたちの施設や病院での音楽による癒しの活動も積極的に行っている。
ヴァイオリンを川田敦子、石井啓一郎、石井志都子、海野義雄、澤和樹、田中千香士、エドワード・シュミダー、エリック・グルンベルクの各氏に師事。イヴリー・ギトリス、ルジェロ・リッチ、イダ・ヘンデル、ヘルマン・クレッバース、アブラム・シュターン、アーロン・ローザンドの各氏よりも教えを受ける。室内楽をアマデウス弦楽四重奏団メンバー、フェランツ・ラドシュ各氏に師事。
2015年9月よりアメリカ、ロサンゼルスに居を移し、現在はローヨラ・マリーモント大学とラ・シエラ大学でヴァイオリン、ヴィオラと室内楽を教えている。
www.crimsonglory.jp(日) www.kenaiso.net(英)
--それではさっそく、これまでの略歴からお伺いできたらと思います。
相曽さん:今はアメリカにいますが、一昨年まで23年間イギリスに住んでいました。芸高から芸大に行って、イギリスでは20年近く古楽器のオーケストラとか室内楽をやっていたんですね。オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・インライトゥメントとか、ジョン・エリオット・ガーディナーのオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティックとか、ガット弦を張ってのクラシカル、ロマンティックのレパートリーですね。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのシンフォニーからマーラー、ドビュッシーまで、いろんなオペラもやりましたね。あとは現代のヴァイオリンでの室内楽とリサイタルですね。何でも割と手広くやってきました。イギリスは長かったんですけれども、一昨年からアメリカのロサンゼルスの二つの大学で教えています。なんでロサンゼルスかというと、最初に留学したのがロサンゼルスだったんですね。芸大の途中で南カリフォルニア大学(USC)に1年留学して、その後テキサス州のダラスに行ったので、計3年間アメリカに留学をしていたんです。だからその頃からの友達がこちらにいて、ロサンゼルスという土地も知っていましたし、それがご縁で今ここにいます。
--アメリカとイギリスで音楽をやるにあたって、いい点や悪い点があったり、違った点があったりしますか。
相曽さん:やっぱり全然違いますよね。ヨーロッパは歴史があって、クラシック音楽が生まれ育った所だから、例えばその当時からの町並みとか建物が残っているとか、現代の人にも身近なつながりがありますね。特に西ヨーロッパの人たちは専門的な知識はなくても、そういった歴史的な背景を体で感じながら聴くことができる。曲の構成や作曲の経緯などを知って、インテレクチュアルなことを考えながら聴いている人たちも沢山います。それに比べてアメリカは新しい国だし、特にロサンゼルスなんかは肉体美の都市だから、バリバリと大きな音ではっきりと弾くのが良し。とても研究熱心、音楽に対しても真剣に取り組んでいる人は沢山いますが、やっぱり日常生活がクラシック音楽の歴史と文化に直結していないという点で、ヨーロッパの音楽家が醸し出す何とも言えない微妙な味わい、「うまみ」みたいなものは出ないんですね。(ちなみにUmamiという言葉は最近欧米でもよく聞くようになりました。)まあ今のヨーロッパ人にもだいたい同じことが言えますが。それでもアメリカにはすばらしい技術もあるし、音楽が音楽家個人の人生の中枢をなしていることに変わりはありません。そういうところは日本と似ていますよね。でも日本の場合は古い文化のある国だから昔のものを愛でる、慈しむという気持ちは、ヨーロッパのそれと通ずる気がしますね。アメリカは新しい活気がある国だから、一部の人に古いものへの憧れはあっても、自分たちのものではないんですね。
--先生は学生時代もアメリカで過ごされていて、今もアメリカの大学で教えていらっしゃいますけれども、学生はアメリカ人が多いんでしょうか。それとも外国人も結構いるんでしょうか。
相曽さん:今教えている大学では中国人、フィリピン人の数人をのぞいてはアメリカの白人とアメリカ生まれのアジア人です。総合大学の音楽学部なので、プロの演奏家になるという人はほとんどいないんですね。
--そうすると皆さんは卒業後、どのような道に進まれていくんですか。
相曽さん:まだこちらに来て日が浅いのでちょっと不明ですが(!)、一番良いかたちは音楽という教養を身に付けて、一般社会の中でそれを生かせる道にすすむことでしょう。子供たちを教えるほか、例えば音楽マネジメントとかソーシャルワークみたいなことでもいいと思うし、音楽療法でもいいと思います。演奏家にならなくても音楽と一緒に生きる道はあります。音楽とは関係ない職についても、音楽を学んだことによって人生がより豊かになれば成功だと思うし、それがみんなのために良いのです。
--ちなみに日本人は、クラシックを勉強するためにヨーロッパに行く人が多いかなと思うのですけども、アメリカに行くことで何かいい面などがあれば、ぜひお聞かせ願いたいなと。
相曽さん:やっぱりポジティブだということでしょうか。闘争心が恥ずかしいことではなく、努力することはいいことだと思っているので、それが良い結果を生むことがありますね。それと概してアメリカの大学は経済的に裕福なので例えばIT、図書館、ホールなどの設備が揃っているんですね。それはヨーロッパとは大きな違いですよ。それと旧ソ連からアメリカに亡命してきた、すごく腕のいい演奏家の先生たちがたくさんいることも魅力でしょう。
--じゃあ、例えば先生を基準に留学先を選ぼうと思ったら、アメリカもとてもいい選択肢の一つと考えてもよろしいでしょうか。
相曽さん:はい。そのとおりです。
--そうなんですね。ここで少し話を変えて、先生が講師をされているモンテシート音楽祭についていろいろ伺っていきたいなと思うのですけども、どんなような講習会なのかちょっと説明していただけたらなと思います。
相曽さん:僕は10年前の第1回から講師をしていますが、当時は弦楽器とピアノだけで2週間、おそらく学生も70?80人だったと思います。今は声楽、木管楽器も含めて150?60人くらいの学生が来るでしょうか。近年は3週間弱の期間で、個人実技レッスンが5回、室内学のレッスンが5回ですから、大体週にそれぞれ2回ずつ位のペースでレッスンします。学生はコンサートで演奏する機会があります。上手い人は講師との室内楽コンサートにも抜擢されます。そのほかに、オーディションで選抜された学生は第一線のゲストアーティストのマスタークラスで弾けるということになります。その顔ぶれはなかなかいいですよ。もともとのモンテシートフェスティバルの趣旨というのが、現役から退きつつある伝説の名手を呼んで、古い時代のスピリットを今の若い人たちに伝えようということだったので、ヴァイオリンだったらルジェーロ・リッチ、イヴリー・ギトリス、イダ・ヘンデル、アーロン・ローザンドといった、ちょっと現代の普通じゃない伝説の、20世紀前半の空気を持った人たちを呼んできました。チェロだったら、ヤーノス・シュタルケルも来ました。ピアノはレオン・フライシャーがもうちょっとで来たんですが、直前に健康上に理由でキャンセルになっちゃったんです。そういう方々は、お亡くなりになったり、高齢のためにもう来られなくなりました。最近はチェロのリン・ハレル、ヴァイオリンは元ニューヨークフィルのコンサートマスターのグレン・ディクトロフ、元東京クァルテット第1ヴァイオリンのマーティン・ビーバーとか、ピアノはジャン=イヴ・ティボーテ、そういう方たちをゲストアーティストに呼んでいますね。その他、音楽祭の核になる講師陣の顔ぶれもとてもいいですね。アメリカの一流の音楽院で教えている方が多いです。この音楽祭のいいところは割とわきあいあいというところです。それと参加年齢層も、募集要項では13歳からとなっていますが、実際は9歳ぐらいから来ていますね。
--では割と若い年齢から参加できるんですね。
相曽さん:そうですね。欧米にはものすごくうまい9歳が時々いるんですね。そういう子たちが参加できます。チビたちもいて、小中高生の普通の子どもたちもいて、あとは大学生、大学院生で、一番年長は20代の後半ぐらいになると思います。結構幅が広いですね。それに中年、熟年の講師陣、ゲストアーティストがいて、ある意味ファミリーという感じです。
--では割と講習会の雰囲気も良くて、穏やかな感じで、皆さん仲良くやっているんですか。
相曽さん:そういう感じですね。
--もう少し日本でも認知をされると素敵な講習会なるんでしょうね。
相曽さん:そうなるといいですね。 やっぱり若いうちに短期間でも日本から外に出て、音楽家として、人間としての自分を非日常の環境で再発見するというのは大切な経験だと思います。この音楽祭は3週間弱なので本当に手ごろな長さだと思うんですよ。ものすごくうまい人たちもいますが、そうでない人もあまりプレッシャーにならず、それぞれのペースで勉強ができるように思いますね。
--割と参加者一人一人に合ったことが学べる講習会なんですね。
相曽さん:そうですね。すごくうまい人たちだけの講習会だと、そうでない人たちが参加できないし、もしも参加できたとしても惨めな思いをすることになると思うんです。もちろん基本的には真剣な講習会ですから、みんなプロを目指すということでやっていますが、それぞれのレベルに合ったレッスンをサポートしてくれているフェスティバルだと言えると思います。
--今なかなか海外に出て行かない学生が多いというお話になりましたけれど、少し講習会の話から離れて、海外もしくはアメリカでプロの音楽家として活躍する秘訣や成功する条件など、何かお考えがあったらお聞かせ願いたいと思います。
相曽さん:まずうまくないといけませんね。言うまでもありませんが。それと言葉ができないといけませんね。
--特にオーケストラの楽器の人やオペラ歌手は、そこはすごく重要ですよね。
相曽さん:特に弦楽器は、一人で弾くだけでなくアンサンブルをする楽器なので、自分の音楽的見解を人に言葉で伝えることも必要ですよね。その語学力というのは、やっぱりこちらに留学して何年もかからないと身に付かないですよね。
--先生も長くアメリカとイギリスにいらっしゃいますけれども、アメリカやイギリスに渡った頃から英語は堪能だったんでしょうか。
相曽さん:いや、そんなことはないです。
--ご苦労されたこともあったんでしょうか。
相曽さん:それはそうですよね。語学は好きでしたが、芸大3年生でアメリカに来た最初はもちろん不自由でした。特に現地の人がしゃべる英語は速いので分からないことが多かったです。かえって外国人同士のたどたどしい英語のほうがずっと分かりやすいですね。お互いの苦労をくみながら話していると、それだけでも親近感が持てます。それでもこっちに来たときにまず決めて、英語だけの生活になるようにできるだけ努めていました。3ヶ月すると不自然な感じがなくなり、6カ月したら別に不自由なくできるようになりましたね。語彙を深めて本当に自在になるには、そのあと年月をかけていかないとできないですね。外国で暮らしていても日本人の中だけにいると、10年20年たってもやっぱりしゃべれないですね。
--やはり積極的に現地の人の輪の中に入っていくということが重要になるのでしょうか。
相曽さん:そうですね。最初のうちはそれが辛くても、勉強だから大事だと思います。
--ほかに何か海外で活躍する秘訣はありますか。
相曽さん:体が丈夫でないといけませんね。それといろんな場面場所に適応できる能力があると楽ですね。食べ物、言葉、時差のことだとか。体のコンディションを良く保つことです。あとは人間関係、お友達になれる能力ですね。一人で閉じこもっていたら、やっぱりプロにはなれないですよね。もちろんほんの一握りの天才の方は別ですけれど。 特に弦楽器をやっている人は、オーケストラや室内楽でコラボレーションしないといけないので、人から好かれる性格だとお呼びがかかりやすいと思います。同じ能力があっても、気難しいとなかなか機会は来ませんね。これは自然なことです。
--そういう面では、まず講習会などで海外に出て行ってみるというのはすごく勉強になることですよね。
相曽さん: いきなり出て行ってももちろんプロにはなれません。いきなり熱いお風呂に入っても心臓発作で死んでしまうので、少しぬるいところで楽しく徐々に慣らしていくのもいいと思います。初めての体験なら外国に行くだけでも目から鱗だと思いますよ。こんなことがあるんだと体感するんです。それとヨーロッパに比べてアメリカのいいところは、みんながストレートで開放的ですね。ヨーロッパだとなんとなく入りにくい雰囲気があって、特にイギリスなんかだと入れてもらうのに1年はかかるという感じがありますが、そういうことがアメリカは少ないですね。
--先生がご留学をされていた頃と比べると、今は世界のどこにいてもアジアの食材だったり日本の食材というのは、手に入りやすくなっていますよね。
相曽さん:そうですね。ロサンゼルスでは非常に簡単に手に入りますね。移民した日本人やアジアの国の人たちが何世代にも渡って暮らしているからです。毎日の食材も日本のスーパー並に揃っていますよ。
--これまでアメリカ、イギリスでキャリアを重ねている先生ですけれども、今後の音楽的な夢を聞かせてください。
相曽さん:そうですね。毎年リサイタルで日本に行っていますし、ソロ、室内楽、オーケストラの演奏活動は今までとおりしていきたいと思います。それと同時に今すごく興味を持っているのが、音楽の持つヒーリングの効果、癒しの効果です。特に現代の私たちに必要なことだと思うし、音楽家が持っているものすごく強い道具だと思うんですね。だから病院だとか老人ホームだとか、自閉症の子供たち、人とのコミュニケーションが取りにくい人たちのところに出掛けていって、言葉を使わずに音でコミュニケーションしてお互い共鳴できる、そういう活動をしています。これからもっと拡げて、今教えている学生たちと一緒にこういう活動ができればいいなと思います。そうしたらクラシック音楽家がクラシックだけの枠にとらわれないで、一般の人たちと交流してつながっていく大切な役割を果たせると思うんですね。
--音楽の持つ力で人と人とをつなげていくということですね。さて、一番難しい質問ですが、クラシック音楽とは一体何なんでしょうか。
相曽さん:やっぱりこれはヨーロッパの文化を集積したものですよね。音とか音楽で人と共鳴するだけなら、特にクラシック音楽である必要はないわけです。これはポップ系の音楽でも民族音楽でもなんでもいいのです。クラシック音楽の面白いところは、何世紀にもわたってヨーロッパの音楽家が作ったものがどんどん変化してきたということです。例えばベートーヴェンにしても「チガうっ!」と言って音楽革命を起こし、それが新しい基準になってまた変化していく。何世紀にもわたって人々が作り上げてきた文化の集積ですよね。20世紀になって東洋趣味がはやったり、土台であった調性をこわしたり、今はいろんな国の作曲家がクラシック音楽の流れをくんで音楽を作っていますね。クラシック音楽とおっしゃったときにそういうところまで含まれていくのかどうか。クラシック音楽の定義みたいなものはありますか。
--多分皆さんがイメージするのは、いわゆるヨーロッパのバッハとかベートーヴェンとか、そういう音楽になるんでしょうね。先生がおっしゃったようなヨーロッパの歴史です。
相曽さん:そうしたらやっぱりそうですよ。ヨーロッパの歴史と文化の集大成ですよね。
--それでは最後になりますが、海外で勉強したいと考えている読者の皆様に、アドバイスをお願いします。
相曽さん:まず間違いを犯すことを恐れないでほしいですね。
--先生も間違いや失敗というのはたくさん経験してこられたんでしょうか。
相曽さん:おそらくあると思います。でもそういうことはできるだけ忘れるようにしていますから。。。
--それが一番大事なのかもしれないですね。
相曽さん:間違いを恐れているとやっぱり二の足を踏んでしまって、前進できないんですよね。それと、知らないもの、新しいものへの好奇心がないとなかなか進んでいかないです。結局間違いというのはないと思うんですよ。そのときは間違いのような気がしても、そのあと何が来るかわからない。例えば受験に失敗しちゃって大学に入れなかったから、俺の人生はそこで失敗したんだと思うこともできますよね。でも受からなかったからその時何かの職に就いて、そこから成功したとか、いろんな可能性があるのです。人生には間違いなんていうのはない、失敗したと思っても取り返しがつかないということはそうそうないと思うんです。例えば音楽家で指がなくなっちゃったとか、大変なことですが、それでもそれで終わりではないと思うんですよ。ベートーヴェンも聴覚をなくしましたしね。それから偉大な作品を書いていますよね。あまり心配しないことですね。あとは自分の直感にもっと素直に意見を聞いて、直感に頼って生きていたら自然と道は開けてくるのだと思います。失敗を恐れないというのは語学のところにも通じています。例えば小澤征爾さんは英語は下手だったらしいですけれども(失礼!)、それでも言うことがたくさんあるので自然と通じて世界中のひとたちを先導できたんですね。そういった心意気は大事ですね。
--でもそれが一番大事で、失敗を恐れずに一歩踏み出したその先には、何か新しい世界が待っているんでしょうね。
相曽さん:そうなんですよ。その一歩先の世界はその一歩前の世界と確実に違うので、一歩ずつでいいと思いますね。
--ありがとうございました。
【講座Vol.1】海外音楽講習会の選び方
夏期講習どうやって選べばいいの?
とお困りはありませんか?
そんな方のために・・・
全6回でお送りする【講習会選び方講座】
1回目の今日は
“海外は初めてで不安!” タイプの方へ
初めての海外、初めての留学…
不安なことがたくさん。
そんな方には、
レッスンの際に通訳が付いている講習会
がオススメです!
また、アンドビジョンでしたら
電話での現地サポート
も付いているので安心。
少しでも不安をなくして、
初めての海外も楽しみましょう!
** オススメの講習会 **
■ウィーン国際音楽ゼミナール
https://www.andvision.net/program/course/460-wiener-musikseminar.html
■ニース夏期音楽アカデミー
https://www.andvision.net/program/course/502-academie-internationale-dete-de-nice.html
■ヨーロッパサマーアカデミー
https://www.andvision.net/program/course/summer-course/563-euro-arts-summer-academy.html
■ムジークアルプ夏期国際アカデミー
https://www.andvision.net/program/course/summer-course/491-musicalp.html
次回は・・・
”楽しく気軽に参加”タイプです。
お楽しみに!
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
【講座Vol.2】海外音楽講習会の選び方
講習会の選び方講座Vol.2では、
♪“お気軽に!お稽古留学” タイプ♪
の講習会の紹介です。
レベルを気にせず、気軽に参加してみたい…
そんな方にはオーディションの無い、
申込み先着順で参加できる講習会
がオススメ!
著名の先生のレッスンが、
レベルを問わず、
どなたでもお気軽に受講できます。
先着順ですので、申込みはお早めに!
** オススメの講習会 **
■ハイリゲンベルク夏期国際音楽アカデミー
https://www.andvision.net/program/course/516-international-summer-academy-heiligenberg-seeheim-jugenheim.html
■バークリー音楽大学ステージパフォーマンスコース
https://www.andvision.net/major/percussion/marimba/455-berklee-stage-performance-workshop.html
■ニューヨークジャズアカデミー
https://www.andvision.net/program/course/579-new-york-jazz-academy-summer-intensives.html
■オスト・ヴェスト・ムジークフェスト
https://www.andvision.net/genre/515-east-west-musicfestival.html
次回は・・・
“海外でレベルアップ!チャレンジ”タイプです。
お楽しみに!
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
【講座Vol.3】海外音楽講習会の選び方
講習会の選び方講座Vol.3では、
“海外でレベルアップ!チャレンジ” タイプ
の講習会の紹介です。
♪“海外でレベルアップ!チャレンジ” タイプ
せっかく留学するなら・・・
実力アップを目指して
チャレンジしたい!
そんな方におすすめなのは、
オーディションのある講習会
事前、あるいは現地でオーディションがあるので、
レベルの高い受講生が集まりますし、
学校外ではあまり教えていない先生方に
師事するチャンスも!
** オススメの講習会 **
■モーツァルテウム夏期国際音楽アカデミー
https://www.andvision.net/program/major/467-universitaet-mozarteum-salzburg-international-summer-academy.html
■キジアーナ夏期講習会
https://www.andvision.net/genre/classical/503-accademia-musicale-chigiana.html
■ウィーン国立音楽大学インターナショナルサマーアカデミー
https://www.andvision.net/program/course/summer-course/508-internationale-sommerakademie-prag-wien-budapest-isa.html
■シエナジャズサマーコース
https://www.andvision.net/major/voice/532-international-summer-masterclasses-of-siena-jazz.html
↑↑詳細は、各講習会をクリック↑↑
次回は・・・
♪“リゾート地でのんびり!” タイプ
お楽しみに!
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >