【体験談掲載!最終回!】朝8時配信≪音楽留学メールマガジン≫体験談特集Vol.4
音楽留学アンドビジョン メールマガジン
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
__c0__様、おはようございます!
今年も残り1ヶ月ちょっとですね。
11/24トークイベント、まだ参加できますよ!
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
アンドビジョン、インスタ始めました。
https://www.instagram.com/andvision3450/
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
【体験談特集☆Vol.4 語学+音楽コース 】
体験談特集最終回☆今回は語学+音楽コースに参加された方の体験談です!音楽を学びたいけど、語学も学びたい…そんな方はぜひ、こちらの体験談をご覧くださいませ♪
また、長期留学に向けた準備としてもオススメですので、語学が不安で…という方はぜひ読んでみてくださいね。☆
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪菅野力さん(フルート)
♪H.Oさん/フィレンツェ語学+音楽コース
―”今まで日本の先生に習っていた時は、漠然とダメと言われることが多くて、具体的に何がダメでそれをどう改善すればいいのか教えてもらったことがなかったのですが、今回先生ははっきり言ってくださる先生で、そのおかげでどういうことをすればいいのかがわかりました。”
体験談詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1022-ms-h-o.html
プラン詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/contact.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪♪K.Kさん/
バークリー音楽大学語学+音楽コース
―”とりあえず、話しかけてみる、ということは大事だと思います。あとは、何か聞かれたとき、「ちゃんと考えてますよ」という意思も伝えることです。”
体験談詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1019-kk-language-music.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
そのほかにも、たくさんの体験談を掲載中♪
体験談ページは☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
次回は番外編予定!
お楽しみに~!
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
【インスタ始めました♪】音楽留学アンドビジョン特別号
音楽留学メールマガジン 特別号
【Instagram始めました!】
アンドビジョンもついにインスタを始めました~♪
留学情報はもちろん、コンサートや公開レッスン、オフィスの様子などなど…インスタ映えする写真(?)もたくさん載せたいと思います!ぜひフォローやいいね!してくださると嬉しいです。
☆゚・*:.。. .。.:*・☆゚・*:.。. .。.:*・☆
≪アンドビジョン 公式Instagram≫は
【こちら】からご覧ください!
https://www.instagram.com/andvision3450/?hl=ja
☆゚・*:.。. .。.:*・☆゚・*:.。. .。.:*・☆
【アンドビジョン公式SNS ご紹介】
アンドビジョンではインスタ以外にも、FacebookやTwitter、アメブロなどで最新情報を配信中です!
ぜひチェックしてみてくださいね♪
☆゚・*:.。. .。.:*・☆゚・*:.。. .。.:*・☆゚・*:.。. .。.:*・☆゚・*:.。. .。.:*・☆
≪Facebook≫は【こちら】https://www.facebook.com/andvision/?ref=bookmarks
≪Twitter≫は【こちら】https://twitter.com/andvision
≪アメブロ≫は【こちら】https://ameblo.jp/andvision/
☆゚・*:.。. .。.:*・☆゚・*:.。. .。.:*・☆゚・*:.。. .。.:*・☆゚・*:.。. .。.:*・☆
----------------------------------------------
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
土屋満久さん/ピアノ/ブリュッセル王立音楽院/ブリュッセル/ベルギー
土屋満久(つちやみつひさ)
ピアノ奏者。桐朋学園大学音楽学部を経て同大学院大学修了後、ブリュッセル王立音楽院を修了。
パリ国際夏期音楽アカデミー、ナンシー国際音楽アカデミーなどのマスタークラスに参加。
-まず初めに、簡単な自己紹介、留学をする前の音楽のご経験お話いただけますか?
土屋様:6歳からピアノを始めまして、本格的に音楽を勉強しようと思ったのが高校2年のときだったんですけども、それをきっかけに桐朋の先生のもとでのレッスンを始めて、そのまま桐朋に行って、そこから大学院まで勉強させていただきました。大学院2年目の時に参加したフランスのナンシーの講習会で、ブリュッセル音楽院のヨハン・シュミット先生にお会いすることができて、一緒に勉強したいと思いましたので、思い切って先生と勉強したいですということをお話したところ、ぜひブリュッセルにおいで、ということで、それでブリュッセルに留学させていただきました。
-だいぶ長いというか、6歳から20年ぐらいずっとトレーニングされて。
土屋様:小さい頃はそんなに真剣にやってなかったんですけど。
-先ほど、高校からとおっしゃって。それでも10年以上ですよね。やはり高校でやるレベルと大学でやるレベル、また大学院でやるレベル、はたまたベルギーでやるレベルはそれぞれ違うと思うんですけど、どういう違いがあるんですか?
土屋様:まず単純に課題の量が違いましたね。
-具体的に、何曲ぐらい弾きなさいとか言われるんですか?
土屋様:高校生のときは、自分はそこまでレベルの高いほうでもなかったので、長い時間をかけて大学入試に向けて2、3曲を勉強していました。
-それを1年間でやるんですか?
土屋様:具体的な期間は記憶があいまいですが、かなり長い時間をかけて入試のために練習していました。大学になると半年に1回実技試験があって、その合間にいろいろコンサート出させていただいたり、コンクールに挑戦したり、友達の伴奏をしたり色んな曲を同時進行で練習していました。大学院になると、正式に室内楽が必修になって3~4組同時に掛け持ちながら、かつ1時間のリサイタルプログラムを2年間に3回組まなきゃいけないので、そのプログラムも用意しつつ、かつ論文も書くといった内容でした。
-プレイヤーとしての練習時間というのは、高校生だと、1週間でどれぐらいレッスンされるんですか?
土屋様:先生のプライベートレッスンが大体週に1回ありました。普段の練習は学校が4時ぐらいまでありますので、どうしてもそこから夜までっていう制限がありました。学校ある日で大体、高校生のときだと4~5時間。
-毎日ですか?
土屋様:毎日、もちろん体調とかコンディションを見ながらですけど。
-それが今度、大学になるとどれぐらいに?
土屋様:学年によって授業の数も違うので、一概には言えないんですけど。
-1年生から4年生にすると、4年生のほうが練習量が多いとかあるんですか?
土屋様:4年生にもなると授業が少ないのでその分練習にあてられますし。あと学校で練習できるので、授業の合間に練習室が空いていれば練習したりとか、学校も朝早くから開いてるので、朝頑張って早く起きて練習したこともありました。
-ではさらに8時間とか9時間ぐらい練習されるんですか?
土屋様:多いときはそれぐらいやってたと思います。
-大学院というとどちらかというと、付く先生によって変わってくると思うんですけど、研究するほうがメインになるんですか?それとも演奏に集中できたりするんですか?
土屋様:自分が行っていた大学院は演奏を重視する大学院だったので、本番の機会もカリキュラムの中にたくさんありました。
-短期留学でフランスを選ばれた理由はなんですか?
土屋様:言葉の面で、英語とフランス語しかやったことがなかったので、留学先を決めるんだったら英語圏かフランス語圏というふうに考えてまして、いろいろ先生を調べたり、実際留学している先輩方から情報を集めて、先生方の経歴とか、今はYouTubeに先生方の演奏がいっぱいあって聴くこともできますし、それでヨハン・シュミット先生に一度実際お会いしてレッスンを受けてみたいと思って、調べたらナンシーで教えてらっしゃるということだったので、それでナンシーに決めました。
-決めるポイントは具体的にどういった部分ですか?
土屋様:そのとき自分が課題として、ピアノプレイヤーの中では割と体が大きいほうだと思うんですけど、なかなかその大きさを生かした音が出せないという点で悩んでいて、体の使い方を教えてくださる先生に習いたいなと思っていました。ヨハン・シュミット先生は190センチぐらいある先生で、体の使い方をすごく重視されていて、すごく丁寧に教えてくださいました。その2週間ぐらいの講習会の間でも、すごく自分の中でよくなったという実感がありました。
-学校の出願で困ったことはありましたか?
土屋様:出願に関してはアンドビジョンさんがやってくださったので、自分は言われた通り大使館に行ったり、警視庁に証明書を取りに行ったり、それぐらいで言われたことをやっただけという感じなので、困ったことは特にありませんでした。
-実技試験はいかがでしたか?
土屋様:それもヨハン・シュミット先生の試験のためにレッスンを何回か受ける機会もありましたし、大学、大学院でたくさん勉強してきた曲、準備がよくできている曲を入試では選んだので、あまり困ったことはなく、本当に順調に準備はできたんじゃないかなと。
-土屋さんの場合、受けられて、実際に先生を見つけて、そこに実際行ってみて、すごく自分にマッチして、成果も見れて、じゃあそこに長期で行こうっていう、すごくセオリーというか、失敗しない、そこはポイントですよね。長期で行っちゃって本当に果たしてそれでよかったのか、っていうのはわからないですもんね。
土屋様:友達の中でも、こんなはずじゃなかったみたいなパターンもあって。
-そう考えると、プライベートレッスン、マスタークラスとか受けて、この人に付いていこうと決めて行くのが正解なんですね。ご留学をされる前に準備はどれぐらいかけましたか?
土屋様:ブリュッセルに行くと決めてから日本にいる時間が1年間ありました。まだ大学院も残っていたので準備に専念するという感覚はありませんでしたが、1年間あったので、先生とメールとかでやりとりしながら、ゆっくり入試の曲目を決めたりしました。
-準備は大体1年ぐらいかけて。
土屋様:そうです。あと語学もやりました。
-フランス語はどれぐらい勉強されていたんですか?
土屋様:もともと大学で第2外国語でとっていたんですけど、大学時代はまさか本当にフランス語圏に留学すると思ってなかったので、その時は単位とれればいいや、ぐらいにしかやっていませんでした。それでも一応文法の知識は一通りあったので、とにかく話せるようになることを意識して、音読の練習したり、もう1回改めて文法を確認したりとか、ボキャブラリーを増やしたり、っていうことを結構やりました。
-ナンシー国際音楽アカデミーに行く前もちょっと勉強されてたんですかね。
土屋様:そうですね。本当に簡単な会話だったらできるぐらいにはなって。
-先生のおっしゃることもある程度分かるくらいですか?
土屋様:いや、レッスンとかだとまだ、ナンシーのときはわからないこともありました。シュミット先生は英語も堪能な先生だったので、わからないときは英語で言ってくださりました。
-学費はどういうふうにご準備されたんですか?
土屋様:両親がサポートしてくれました。
-実際にブリュッセルのほうに行かれて、音楽院のほうはいかがでしたか?
土屋様:すごいのんびりしているなと思いました。
-街自体はいかがでしたか?
土屋様:そうですね。街もすごくのんびりというか、みんな自由というか。
-それはご自身と合っていましたか?
土屋様:ちょっと自由すぎるのかな、と思ったこともありましたけど、でも慣れてくれば、すごいいいなと、思いながら過ごしていました。
-どれくらいで街の雰囲気に慣れましたか?
土屋様:自分は2カ月ぐらいでしたかね。
-わりとスッといけた感じなんですね。
土屋様:そういうタイプなのかもしれないですね。でもブリュッセルは結構日本人留学生もいたので、やはり日本語で話せる人がいるというのはすごく救われたなというか。やはり安心しますし、落ち着きます。
-町の人たちの音楽に対する捉え方、音楽とどういうふうに皆さん接してらっしゃいましたか?
土屋様:音楽を身近に感じてる人が多いんだなと思いました。日本だとクラシックってどうしても敷居は高いというイメージを持っている人が多いと思います。みんながみんなそうではないと思うんですけど、日本ではそういう印象があるのかなと思うことが多かったです。
-演奏会は行かれましたか?
土屋様:はい、行きました。
-いかがでしたか?
土屋様:若い世代がすごくいっぱい来ていたのが印象的でした。日本のクラシックの演奏会に行くと、やはり年配の方や、ある程度年齢を重ねてこられた方が多いなという印象があるんですけど、10代、20代ぐらいの若者も結構いたような気がします。チケットも安いですし。10ユーロで世界のトップレベルの演奏が聴けて。
-ホールも日本とは全然違いますか?
土屋様:そうですね。歴史があるというか。教会で聴いたときは全然違うなと思いました。教会のコンサート行ったとき、音響がすごくて。
-大きい教会ですか?
土屋様:すごい大きい教会です。ブリュッセルで1番か2番ぐらいに大きい教会でコンサートを聴いたとき、昔の人もこんな響きの中で聴いていたのかな、と思ったり。
-先ほど国内では室内楽をいろいろかけ持ちとかおっしゃっていましたけど、逆にブリュッセルのほうではどういった活動、授業内容でしたか?
土屋様:実技の面では日本の大学院と大体同じぐらいでしたね。室内楽が年間5組必修でした。あと結構大変だったのが、一般科目みたいなものも必修で受けなきゃいけなくて、哲学とか法律とか、もちろん全部フランス語ですし、ちゃんと単位とるためのテストもあるので、それはすごい大変でした。
-学校の試験は日本みたいな、質問に対して答えを書くという感じですか?それともエッセイの提出ですか?
土屋様:一問一答みたいなものもありましたし、説明しなさい、とか、自分の考えを書かせるようなものもありましたね。
-わからないことあったら先生に聞きに行ったりとか、これどういうことなの?というやりとりを一般科目の先生ともされたんですか?
土屋様:そうですね。授業中にみんなすごい質問するんです。はい、って手を上げて、これどういうことですか?もう1回説明してください、みたいな。それは日本の大学だと先生が一方的に話して、っていう授業が多かったので、それは違うなと思いました。
-スタイルとしては、先生が前に立つ様な一斉授業ですか?
土屋様:そういう授業もありましたし、グループを組んでディスカッションするみたいな授業もありました。
-同じクラスだと日本人はどれぐらいいらっしゃいましたか?
土屋様:ヨハン・シュミット先生のクラスには3人いました。学校全体で日本人は20人ぐらいじゃないですかね。
-練習されるのも、大体日本と同じぐらいの練習量は確保できましたか?
土屋様:日本の大学ほど設備が充実していなかったので、練習環境を確保するのは日本よりも大変でした。
-それは練習室が少ないということですかね?
土屋様:そうですね、少ないです。
-大学にはいくつぐらい練習室はありましたか?
土屋様:多分40、50はあると思うんですけど、学生が全部で5学年あって、各学年多分100人ぐらいいるんですかね?ちょっと人数は曖昧なんですけど、でもそれぐらい、数百人という学生がいて、それに対して部屋が50ぐらいしかないし、授業とかレッスンで結構埋まっちゃって、残りの空いている部屋は争奪戦ですね。
-事前に予約して使用するのですか?
土屋様:受付に行って、練習室帳に名前を書いて登録します。1回2時間までという決まりがあって、何時から練習始めましたって書くんですね。前の人が練習を始めた時間を見て2時間たった人がいたら、受付に学生証をわたして、今からこの部屋行きますと言って、ドアをノックして2時間たったよ、みたいな感じで利用している学生に伝えるんです。
-言わないと空けてもらえないんですか?
土屋様:もうみんなルールはわかっているので、みんな快く、どうぞどうぞ、みたいな感じでした。
-学校外でセッションとか、集まってリサイタル、コンサートみたいなことはされましたか?
土屋様:ベルギー人の友達で、よくコンサートの企画をする友達がいて、そこに結構呼んでもらいました。
-現地の人と音楽を通して接してみていかがでしたか?
土屋様:知らない人とかも、演奏後にすごい話かけてくれました。すごいよかったよ、とか。結構音楽通の人だと、ちょっと音硬かったね、とかそういうことも言われるんですけど。
-大体の1日のスケジュールを教えていただけますか?
土屋様:大体8時とか9時ぐらいに起きてました。授業は毎日はなかったんですが、講義系の授業は午後が多かったと思います。練習室が空いていたら練習して、家にもピアノを置いていたので、家で練習することもありました。あと授業やレッスンの合間に室内楽の合わせ練習もやっていました。
-食事はカフェテリアでとったり、お弁当持っていったりしてたんですか?
土屋様:学校の近くにすごく安くておいしいサンドイッチ屋さんがあったので、よくそこを利用していました。
-ブリュッセルってどんなサンドイッチが出るんですか?
土屋様:フランスパンにハンバーグとか、生ハムとかチーズが入ってるサンドイッチがありました。
-現地で先ほど音楽通の方が寄ってこられたっておっしゃってましたけど、演奏会を通じて、そこからまた広がった、みたいなことは何かありましたか?
土屋様:別の演奏機会ということですか?特に、あまり。
-同級生とか、先ほどベルギーのお友達が一緒に誘ってくださったとおっしゃってましたけど、クラスメイトはどういう感じで授業に向き合っているというか、皆さん先生を指示してそこのクラスを受けられているという感じですか?
土屋様:そうですね。シュミット先生のクラスはそういう人が多かったと思います。
-授業以外の日、例えばお休みは1週間で2日ぐらいあるんですかね?
土屋様:そうですね。2年目はほとんど授業がなかったので、週3ぐらいは授業も何もないという感じですかね。
-そういうときはどういうふうに過ごされたんですか?
土屋様:家のことを片づけたり、洗濯とか。家に洗濯機なかったので、週に1回ランドリー行って。乾燥とかまですると結構ランドリーはなんだかんだ時間かかるので。
-待っている間、本読んでいたり。
土屋様:そうですね。いったん家に帰っちゃったこともありましたけど。
-近くにあったんですか?
土屋様:そうですね。歩いて5、6分のところに。
-天気のいい日とか、気持ちよく出せるんですけどね。雨の日とかは最悪ですよね。
土屋様:あとはスーパーで食料調達したり。それも毎日行けないので。
-宿泊先はどのように探されたんですか?
土屋様:ナンシーで知り合ったベルギー人、さっきの人とは違う人なんですけど、ベルギー人の友達が音楽物件を紹介してくれて、そこが苦情とかに悩むことなく遠慮なく練習できるということだったので、その友達の紹介で決めました。
-楽器は音が出ますからね、当たり前ですけど。
土屋様:その代わりみんな音楽科の学生だったので、周りも結構うるさかったんですけど、お互い別に苦情になることはなかったです。
-何名かと一緒にシェアハウスみたいなかたちで?
土屋様:完全に1人でした。キッチンとトイレ、お風呂があって。すごい狭かったですけど。
-生活費は日本と比べてどうですか?1カ月でいくらぐらいですか?
土屋様:日本円で11、12くらいじゃないですかね。
-それは宿泊、あと食事とか、家賃、光熱費含んで10万ちょっとぐらいで。
土屋様:だと思います。
-留学してよかったなと思う瞬間は、来てよかったな、って思うときはありましたか?
土屋様:やっぱり音楽を通して、民族とか言葉とか宗教とかそういう背景も全然違う人と気さくに話せたときとか、そういうときに音楽の力をすごく感じましたし、それは日本にいたらなかなか経験できなかったものだなと思うので、そういう瞬間は、日本を出てよかったなと思います。
-逆に留学してよくなかったな、という言い方もおかしいですけど、え?って思ったことありますか?
土屋様:携帯をすられたときは、そうでしたね。
-スマホですか?
土屋様:スマホで。自分も結構油断していたんですけど。
-日本の感覚で行っちゃうと、そうですよね。
土屋様:慣れてきた頃に油断しちゃって、やられてしまいました。
-新たに向こうで、現地で買って。
土屋様:そうですね。一番安いやつを買って。
-この間もちょうどウィーンの方とお話したときも、やっぱりスリが多いという。どうしてもそこは気をつけないといけないポイントなのかな、というのは話していましたね。
土屋様:外にいるとき、常にピリピリというか。なのでちょっと怪しそうな人がいたら道を変えるとか。
-夜も気をつけてたりしますか?
土屋様:そうですね。夜は結構気をつけますね。
-暗いところは歩かず、みたいな。
土屋様:そうですね。あとアパートのあった場所が若干治安が怪しいところだったんです。家賃とか安かったですし、音楽物件もそこしか発見できなかったので、やはり練習最優先にしてそこにしたんですけど、家の周りは特に夜はなるべく出歩かないようにして。
-何時以降は歩かない、というのはあるんですか?
土屋様:どうしても歩かなきゃいけないときもあるので、特に決めていたわけではありませんが。
-電車は12時ぐらいまで?
土屋様:結構あります。12時半ぐらいまではあったと思います。
-電車なくなったぐらいからはあまり人通りも。
土屋様:そうですね。夜はブリュッセルは人通りがすごい少なかったです。
-街灯も。
土屋様:そうですね。東京のようにこんな明るくないし。どうしても歩かなきゃいけないときはすごい速歩きで行きました。
-留学されてご自身が変わったなと感じることはありますか?
土屋様:外国に行って、いろんな大変なこともいっぱいあったんですけど、でも大変なことがあったからこそ、人の優しさとか、励ましてくれる人のありがたさを深く感じました。そういうのは日本にいたときは当たり前になってしまっていたというか、全然意識できてなかったなと思っていたんですけど、そこら辺が自分の中ではすごく感じるようになりましたし、帰ってきて、両親への感謝というか、そういうのも前よりはすごい意識して、言葉一つにしても気をつけて生活をしています。
-大変なこととおっしゃってましたけど、具体的にどんな感じで苦労されましたか?
土屋様:最初、言葉も結構準備したつもりだったんですけど、全然わからなくて、全然話せないですし。あとピアノの面でも、特に最初のほうはいろんな手続きとかが大変でなかなか練習時間がとれないので、そうするとどうしても課題に追いつかないですし、そうなると自分を責めてしまったりしていました。せっかく留学させてもらっているのに何もできないじゃないか、みたいなことですごく自分を責めてしまって、悩んだことはありました。
-今後はどのような方向性でご活躍、ご活動されようかなと現段階では思われてますか?
土屋様:ベルギーの2年間で一番感じたことが、自分自身もっともっと力をつけていかなきゃいけないなということです。今まで両親をはじめ、本当にいろんな方に支えてもらって、日本で大学院まで行ってさらに留学までさせてもらって。なので、人の役に立てる音楽家になりたいなというのはすごく感じてます。でも人の役に立つためにはすごく力が必要というか、実力というか、単なる技術だけじゃなくて人間として、まず自分自身がそういうい音楽家になる、抽象的で申し訳ないんですけど、音楽家になるということもそうですし、またそういう音楽家を将来育てていける立場になりたいなと思っています。ベルギーの2年間でフィンランドの先生とコンタクトをとる機会がありまして、その先生がフィンランドのシベリウス音楽院に博士課程あるので、よかったらどうだ?みたいな提案をしてくださいました。この夏、フィンランドに実際に行ってきたんですけど、すごくいい環境で、先生もすごく信頼できる先生だったので、ドクターに挑戦して、もっと勉強して、力をつけて、将来人の役に立てる指導者になっていきたいなと思っています。
-フィンランドの先生に会うきっかけは何だったんですか?
土屋様:もともとフィンランドのシベリウス音楽院にすごく興味があって、そこに博士課程があるというのも知っていて、カリキュラムにすごく魅力を感じていました。ヨーロッパの交換留学制度でそのフィンランドに実際行っていた人が同じ学年にいて、その子がいろいろフィンランドのことを教えてくれました。また、講習会でその先生のレッスンを受けたことのある別の友人がその先生のアドレスを教えてくれたので、返事来ないだろうと思っていたんですけど、思い切ってメールをしたら先生からぜひ会ってみたいというお返事をいただきました。
-実際行かれてみて、いいなと思うポイントは何でしたか?
土屋様:フィンランドの先生は魅力のある演奏をするためにはどうしたらいいか、というのをすごく教えてくださいました。今まであまりそういう発想が自分の中になくて、割と基礎的なことで精いっぱいだったような気がします。もちろんそれも大事なんですけど、うまく言えないのですが、その次のステップをどうしたらいいかとか、より魅力ある音楽家になるためにはどうしたらいいか、というのを、自分にとっての次の課題を教えてくださったような気がして、その先生ともっと勉強したいと思いました。お人柄もすごく温かい先生でした。でもまだ語学や音楽の実力面に加えて経済面でも課題があるので、本当に行けるかはわからないですけども。
-でもPhDは時間をかけてできる部分もあるので。いいですね、ぜひフィンランドに行っていただいて。今のお話を伺っていると、日本だけではなく、ご留学もされてますし、ヨーロッパもあちこち行かれていろんなところを見てらっしゃるという部分もあるので、活動範囲としても世界的に動けたらな、という感じですかね?
土屋様:そうですね。日本に留まらずに。
-ベルギーにいらしたとき、旅行とかでヨーロッパ、どこか近所に旅行に行かれましたか?
土屋様:そうですね、パリとロンドンに行きました。
-演奏を聴く機会はありましたか?
土屋様:パリとロンドンはなかったです。街を見て。
-ナンシーとはまたちょっと違いますよね。
土屋様:そうですね。パリは何回か行ったことがあったんですけど、ロンドンは初めて行って、ベルギーやパリとまた違った雰囲気があって。近代的だし。歩いている人の雰囲気も違うなと思いました。
-大陸と違って孤立している部分もあるんで。最後に一つ伺いたいんですが、これから留学しようと思ってらっしゃる方へのアドバイスを何かいただけたら。
土屋様:留学を通して自分がどう成長していきたいかというビジョンを明確にすることが大事だと思います。もちろん語学面、音楽面の準備とかいろいろあるんですけど、もっと根本的なところで、留学を通して、自分がどういう人間になっていきたいのかというのを明確にしないと、やはりなかなか充実した留学生活にはならないのかなとは思います。
-せっかく行ったのに、ふわっと帰ってきたらもったいないですよね。
土屋様:そうですね。あと、留学する、日本を出るということが目的になってしまうと、向こうに行ってからうまくいかないのかなとは感じました。
-本日は本当にたくさんの貴重なお話しをありがとうございます。
【長期留学の体験談】朝8時配信≪音楽留学メールマガジン≫体験談特集Vol.3
音楽留学アンドビジョン メールマガジン
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
__c0__様、おはようございます!
通勤通学家事育児…
朝からおつかれさまです♪
春休みの申し込みが増えてきましたよ~
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
【体験談特集☆Vol.3 長期留学】
体験談特集も3週目!今日は憧れの長期留学に挑戦された方の体験談です♪皆さんしっかりと事前準備をして、自分の夢に向かってチャレンジしています♪
海外の音楽大学や音楽学校へ行ってみたい…!とお考えの方はぜひぜひ!読んでみてくださいね。きっと勇気が沸いてきますよ☆
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪菅野力さん(フルート)
/スイス・チューリッヒ芸術大学
―”悩んでたら取り敢えず、その語学の準備でもいいし、いきなり受けるでもいいし、とにかく出ることじゃないですかねえ。海外に。じゃないと始まらないと思います。日本でウジウジしてても。”
体験談詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1373-chikara-sugano-flute.html
学校詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/genre/rockpops/685-zuericher-hochschule-der-kuenste.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪♪川本裕之さん(打楽器)
/イギリス・英国王立音楽大学
―”度胸はついたと思います。人とのコミュニケーションが人見知りなりにも少し楽になったというか、積極的に自分を出せるようになったというか。
あとは、留学当初は日本の悪しき慣習やおかしな部分が見えてしまいがちでしたが、時を重ねるにつれて、日本人の素晴らしい部分が沢山見えるようになりました。以前より色々なことを、狭く偏った考えでなく大きく見えるようになってきました。
自分自身もおおらかになったというか、フレキシブルになったと思います。”
体験談詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1095-hiroyuki-kawamoto.html
学校詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/program/conservatory/706-royal-college-of-music-rcm.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
そのほかにも、たくさんの体験談を掲載中♪
体験談ページは☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
次回の内容は…秘密!
乞うご期待ください~♪
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
【留学の体験談を掲載してます!】朝8時配信≪音楽留学メールマガジン≫体験談特集Vol.2
音楽留学アンドビジョン メールマガジン
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
__c0__様、おはようございます!
火曜日≪8時≫に配信中☆
今年も残り2ヶ月ですね!
冬期講習会、まだまだ間に合いますよ!
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
【体験談特集☆Vol.2 プライベートレッスン】
先週から始まった新連載、体験談特集♪今日はプライベートレッスンへ行かれた方の体験談です。憧れの先生のレッスンを受けてみたい!受験対策のレッスンを受けたい!と思っている方、ぜひ体験談を読んでみてください。
きっとあなたの背中を押してくれます!
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪岩田真実さん(ピアノ)
/ゲオルグ・シュタインシャーデン先生
―”正直、今まではすごく自分に自信がなくて、どうせ私は上手くないからと思って、ちょっと不安な気持ちで行ったんです。でも初回のレッスンで、先生から「心配事はある?」と聞かれて、正直に話をしたら、「全然、そんなに怖がらなくていいよ。音楽は楽しいものだからね」と優しく言ってくださって、トラウマから解放されたような感じでした。”
体験談詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1963-mami-iwata-piano.html
レッスン詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/genre/course/134/195-georg-steinschaden-piano-lesson.html?view=course&catid=134
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪加茂愛里さん(声楽)
/ロセッラ・レドーリア先生
―”音楽に関してもですが、音楽以外で、自分は一人で海外に行くのも初めてだし、全部一人でやらなければならないし、言葉も通じないし、そういう面で自分が成長できたなと思います。”
体験談詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1013-kamo-airi-voice.html
レッスン詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/country/104-rossella-redoglia-vocal-lesson.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
そのほかにも、たくさんの体験談を掲載中♪
体験談ページは☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
次回は長期留学の体験談を
掲載予定です!お楽しみに☆
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
【留学体験者の声】リニューアル朝8時配信!≪音楽留学メールマガジン≫体験談特集Vol.1
音楽留学アンドビジョン メールマガジン
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
__c0__様、おはようございます!
火曜日≪朝8時≫にお引越ししました★
朝の通勤通学時間のお供に、
ごゆるりとお読みください!
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
【体験談特集☆Vol.1 短期講習会】
今日から新連載、体験談特集です!実際留学に行った方の声って、やはり説得力がありますよね。
そんな体験談の中から、今回は短期講習会に参加した方の声をまとめてみました♪
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪末永かりんさん
/バークリー音楽大学サマーコース
―”本当に音楽に対する向き合う姿勢がすごく変わったと自分でも実感しているので、向こうに行っているときもすごく充実していたんですけど、こっちに帰ってきてからも、今すごく充実していますね。だから本当に行って良かったなと毎日のように思っています。”
体験談詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1910-karin-suenaga-vocal.html
サマーコース詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/program/course/453-berklee-five-week-summer-performance-program.html
*2018年最新情報掲載してます!
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪中瀬真依さん/シュリッツピアノ夏期講習会
―”結構もう弾いてた曲もあったんですけど、それでも新しい発見ばっかりで。「ああっ、こんな観点から見たり弾いたりしたら面白いなあ」って…”
体験談詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1536-mai-nakase-piano.html
サマーコース詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/major/course/1/451-piano-academy-pianale.html?view=course&catid=1
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪清水春菜さん/ニース夏期国際音楽アカデミー
―”今までぼんやりとしていた理想の歌い方が、はっきりとした輪郭を持てたことで、私にとって大きな財産になりました。"
体験談詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial/1073-haruna-shimizu.html
サマーコース詳細は☆こちら☆
https://www.andvision.net/program/course/502-academie-internationale-dete-de-nice.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
そのほかにも、たくさんの体験談を掲載中♪
体験談ページは☆こちら☆
https://www.andvision.net/interviews/testimonial.html
* … * … * … * …* … * … * … * …* … * …
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
次回も体験談特集です!
お楽しみに~!
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
≪号外!ウィーンの話が聞けます!≫公開レッスンおよびトークイベント開催のお知らせ
アンドビジョン秋の特別イベントのお知らせ
≪秋の特別イベント≫
こんにちは、アンドビジョンの谷山です!
明日はハロウィーンですね!
今回は新しい公開レッスンのお知らせです★
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
ウィーン交響楽団首席クラリネット奏者
ラインハルト・ウィーザー先生
公開レッスンを11月25日に、
トークイベントを11月24日に開催します!
先生から直接ご指導いただけるチャンスです☆
また、トークイベントでは先生が教授をつとめる
ウィーン市立芸術音楽私立大学の話はもちどん、
現地での生活やオケの話などなど…
専攻問わず、ご参加ください!!
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
【イベント詳細】
◆日時
トークイベント 11月24日(金)18時~
公開レッスン 11月25日(土) 終日
◆場所
トークイベント:弊社東京オフィス
公開レッスン:都内スタジオ
*料金などの詳細はこちらをご覧ください!
https://www.andvision.net/program/masterclass-japan/9728-reinhard-wieser-clarinet-masterclass.html
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
お申込はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。まで!
先着順です!!
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
【新規コースご案内】≪番外編≫冬期講習会&春期講習会特集
<Andvision 留学に役立つ News Letter>
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
こんにちは、__c0__様 ♪
来週からメルマガ≪リニューアル≫予定☆
毎週火曜日朝8時に移動します!
【FaceBook】 https://www.facebook.com/andvision/
【Twitter】https://twitter.com/andvision
【ブログ】https://ameblo.jp/andvision
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
******** [New!]コンサート情報 ********
アンドビジョンのコンサート情報を配信中!
12月15日(金)17:30~@雑司が谷音楽堂
Next Vision Vol.2
詳細情報は下記ご覧ください。
http://www.concert-and-vision.info/2017/09/06/2017-12-15fri-flute-vol-2/
*****************************
******* ≪本日は番外編≫ *******
今日は冬期講習会と春期講習会のご案内!
今からでも間に合うコースがたくさんです♪
************************
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
【番外編】オススメの冬期講習会 ご紹介
年末年始を海外で…そんな憧れを今年こそ、叶えてみませんか…??
◆ウィーン冬期講習会
https://www.andvision.net/major/1181-winter-music-course-in-vienna.html
アンドビジョン主催!毎年大好評の講習会です。
どなたでもご参加できますよ♪憧れのウィーンで、ぜひステキな年末年始を…!!
☆急遽開催決定☆
ウィーン冬期講習会の特別説明会を10/31に開催いたします!!詳細はこちらをご覧ください。
https://www.andvision.net/information/2004/2004/2004.html
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
【番外編】オススメの春期講習会 ご紹介
2~3月にかけて行われる春期講習会が多数!航空券も安いので、チャンスです!
◆ウィーン春期講習会
https://www.andvision.net/major/strings/1164-vienna-master-class-in-spring.html
こちらも毎年大人気のコース!受験対策としてもオススメです♪
また、こちらのコースも特別説明会を12/5に開催します。詳細はこちらをご覧ください。
https://www.andvision.net/information/2005.html
◆アンドビジョン春期マスタークラス
https://www.andvision.net/genre/9633-masterclass-series.html
新設!今年からスタートした特別マスタークラスです!憧れの先生がたくさん♪費用を抑えたい、先生が選べない・・・なんていう方にはもってこいのコースです。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
次回は朝8時に配信します!
内容も装いも、大幅リニューアル♪
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
≪号外!10/27ハンブルク音楽大学教授スミス先生のトークイベント≫を開催します!先着順!
アンドビジョン秋の特別イベントのお知らせ
≪秋の特別イベント≫
こんにちは、アンドビジョンの谷山です!
台風一過、すっかりお天気になりましたね。
今回も【先生のトークイベント】のお知らせです★
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
≪トリファー・スミス先生 トークイベント≫
毎年公開レッスンでも大好評!の
スミス先生による特別トークイベントの
開催が急遽、決定しました♪
先生から直接お話を聞けるチャンスです☆
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
「先生のお話が聞いてみたい…!!」
「先生がいる学校や街って、どんなところ…??」
そんな疑問にお応えしまして、この度、
ハンブルク音楽大学教授トリファー・スミス先生の
【トークイベント】を実施します。
現地での生活や留学についてのお話はもちろん、
皆さんからいただいた質問にも
お答えいただく予定です!
ご参加は会場の都合上、≪12名様≫限定となります。
どうぞお早めに、ご検討くださいませ。
なお、今回は急遽開催が決まりましたので、
≪特別価格≫にてご案内します。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
【イベント詳細】
◆日時
10月27日(金)18時半~
*1時間程度を予定しております。
◆場所
弊社東京オフィス
*詳細はこちらをご覧ください。
◆料金
[特別料金!]1,000円
*お支払いは事前の銀行振り込み、
もしくは当日現金にてお支払いください。
◆内容
先生より講演(現地での生活や留学について)
質疑応答
*すべての質問にはお答えできない可能性も
ございます。ご了承ください。
◆申込締切日
定員になり次第締め切らせていただきます。
◆最低催行人数
3名
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
お申込はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。まで!
先着順です!!
アンドビジョン株式会社
東京都中央区京橋1-5-5 京橋共同ビル5階
TEL:03-3278-3450 FAX:03-4496-4903
HP:https://www.andvision.net/
営業時間 [平日] 10:00-20:00
[土・祝] 10:00-15:00(祝日営業は1-7月のみ)
日曜日はお休みを頂いております。
< メール・ファックスは、365日・24時間受付 >
福田純子さん/リヨン地方音楽院/フランス・リヨン
宇都宮大学大学院、東京藝術大学大学院修了後渡仏、リヨン国立高等音楽院ピアノ伴奏科でピアノ伴奏(器楽・歌曲・オペラ)、ピアノ独奏、室内楽、クラヴサン、鍵盤和声、ヴォーカルテクニックなどの幅広い研鑽を積み卒業。リヨン地方音楽院にてエクリチュールを学ぶ。
フランス政府、メセナミュジカルなどからの奨励金を獲得し、リヨン国立高等音楽院で結成した金管楽器 とのトリオTriO+(トリオプリュス)のメンバーとして日本ツアーを行い、フランスでは日仏交流150周年記念イベントに際して日本領事事務所の後援により複数の演奏会を行った。
ウィーン国立音楽大学のマイスタークルゼを受講し修了演奏会に出演。リサイタルの自主公演をはじめ、ソロ・室内楽・伴奏などで日本、フランスを中心に多数の演奏会に出演、また企画にも携わり、オーケストラやブラスバンド、合唱との共演も多い。
音楽院在籍中よりリヨン国立高等音楽院の他リヨン地方音楽院、エコールドミュジークなどでの伴奏や、EU内の複数の国際コンクールで公式伴奏者を務める。卒業後もリヨン国立歌劇場・サンテティエンヌ歌劇場でコレペティトゥールをする他、ブルゴーニュ高等音楽師範学校で教鞭を取る。
その他にもアルトホルン奏者のソフィ・ビュドゥロと共演、CD「Adventure」に楽曲が収録されている。現在はリヨン地方音楽院伴奏助手や、合唱団「エメルテ」にてピアニストとして活躍している。
- Adventure / ソフィ・ビュドゥロ
http://sophie-bb.com/adventure/
-エメルテ
http://www.emelthee.fr/
・エメルテ ドキュメンタリー動画
https://vimeo.com/190394960
https://vimeo.com/190395008
https://vimeo.com/190399668
https://vimeo.com/190452222
https://vimeo.com/190452216
https://vimeo.com/190452223
・フランスミュジーク(ラジオ)で出演時動画
https://www.youtube.com/watch?v=VJYIEBW7i54
-これまでの経歴をお教えください。
福田さん: 私は栃木県出身で、最初に宇都宮大学に入学して、大学と大学院を終えてから東京藝術大学の大学院に行きました。そのあとに、リヨン国立高等音楽院のピアノ伴奏科に入学しました。そのあとは、学生のときからいろいろ伴奏のお仕事はいただいていたんですけど、卒業後もいろんなところで、母校のリヨン国立高等音楽院とか、あとはリヨンやサンテティエンヌのオペラ座とか、ディジョンにあるブルゴーニュ高等音楽師範学校で教えたりとか、いろいろ仕事していたんですけど、今現在はリヨン地方音楽院で伴奏をしています。
-東京藝術大学を出られてからリヨン国立高等音楽院に入学するまではスムーズに進んだのですか。
福田さん: はい。でも、日本で長いこと学生をしていたので、力試しのつもりで受けました。ダメだったらダメでいいやという感じでした。
-受験の時語学は結構大変でしたか。
福田さん: 語学力については最低限のレベルだけ必要ということで、特に試験があったわけじゃなかったんですけど、藝大で第二外国語としてフランス語をやっていたのと、直前に語学は集中して勉強しました。
-フランス語は結構難しい言語だと思うのですが、受験時現地でのコミュニケーションもしっかりとされて、すごいですね。
福田さん: そうですね、フランス語は慣れないと難しいです。また、自分で勉強していっても、実際に話す、社会生活の中で使うとなるとまた違うという。会話のテンポも違いますし、慣れはとても重要ですね。
-それで、伴奏のお仕事をされていたということで、これはどのような経緯でお仕事のお話をいただいたんですか。
福田さん: 最初は、学校に音楽学校の伴奏者を探しているという張り紙があって、友達がそれを見つけてきて「これ一緒にやらない?」みたいな感じで誘われて。それで連絡してみたところ、行かせてもらえることになったのが最初です。
-そこから教員としてもお仕事をされるようになったという。
福田さん: 伴奏は単発の仕事が多いので、この期間だけ、この何日間だけピアニストが必要という案件などで少しずつ仕事していけば、だんだん話が回ってくるようになるんですよね。あとは、大きい仕事は恩師が紹介してくれました。リヨン国立高等音楽院の伴奏科の教授だった先生が私のことを主要なところに推薦してくださったんです。それでオペラ座やリヨン国立高等音楽院のお仕事をさせてもらいました。
-学生さんの頃からすごい優秀だったんですね。
福田さん: いえいえ。本当に私がいたときは、特に怪物のような優秀な子がいっぱい周りにいて、私はなんでこんなところにいるんだ?といつもめげながら学生生活を送っていたんですけど、それで多分、かわいそうに、って思って紹介してくれたんだと思います。
-ハイレベルなところで揉まれた結果が実ったということですかね。
福田さん: 本当に行ってよかったと思います。私もそれこそ20代後半だったので、最初は「えー、今から留学するの?」、「やめなさいよ」というのが周りの意見だったんですけど、勉強するなら30歳までかなと思って、最後のチャンスだからと思ってフランスに行って、すごく大変で泣きながら勉強していましたけど、でもあの期間があって良かったと思います。
-それから朝から晩までお仕事をいろいろされていたんですね。
福田さん: そうですね。ありがたいことにいろいろ縁がつながったり、継続的に依頼を頂いたりして、日本にいるときからできることは断らない性格だったので、なんでも引き受けてスケジュールに少しでも間が空いているとOKしてしまう悪い性格なんですけど、仕事は入れられるだけ入れ込んでいました。
-それで今はリヨン地方音楽院の伴奏助手とプロの合唱団のピアニストもされているということですよね。こちらはどういった経緯でされるようになったんですか。
福田さん: それもリヨン国立高等音楽院経由で。もともとは教授が私の連絡先を伝えてくださったんです。プロの合唱団の指揮をしている先生もリヨン地方音楽院で教員をしているので、一度伴奏者の代理で行って、そこで知り合って、音楽面でも人間面でも意気投合してそれから依頼してもらえるようになったという。
-一般的に教授から演奏の仕事を紹介していただいたりということが多いんですか。
福田さん: そうですね。あとは友達内で紹介し合うというような。大体みんな友達のリストを持っていて、例えば自分が急にできなくなったときは順番に友達の連絡先を渡していって、例えばリヨン内では伴奏者はつながりができているというか、大体どこにどんな人がいるというのは周りの人みんなわかっているんです。
-やはりつながりは大事なんですね。
福田さん: そうですね。お友達はすごく大事だと思います。
-音楽に興味を持たれたきっかけはなんですか。
福田さん: うちの祖父がもともと学校の音楽の先生をしていて、その時代は音楽だったり書道だったり、芸術系科目を教えていたので、退職後も自宅でピアノを教えていたんです。私が生まれたときには既に自宅でピアノを教えていて、私が赤ちゃんだったときにピアノはずっと聞こえていて、祖父自身も弾いていたし、ピアノの習い事がとても流行っていたので生徒がたくさんいて、レッスン室にちょっと顔を出して聴かせてもらうと、生徒さんから赤ちゃんだから可愛がられていました。いつも音楽があって、聴きながら手拍子をしたりするのが楽しくて、自然に音楽が大好きになりました。家にもアップライトピアノや、昔のいわゆる足踏みオルガン、あとは木琴やハーモニカや縦笛など、さまざまな楽器が一式あったので、歌いながら自分でメロディーを探しながらピアノで弾いたりして遊んでいました。
-楽器に囲まれて育ってきたというような環境だったんですかね。おじい様に最初はピアノレッスンの手ほどきを受けて、という感じだったんですか。
福田さん: 最初はそうですけど、遊びの延長で家族だとうまくいかないので、教えてもらっていたというよりはいつもケンカで終わっていましたね。8歳になってから外の先生のところに習いに行ったと思います。それまでに一通り、楽譜の読み方とバイエルまでは自分でやっておいて、8歳になってから近所の先生に習いに行きました。
-本格的に音楽の学校に入学されたのは東京藝大の頃からですか。
福田さん: 宇都宮大学は教育学部の音楽科だったので、そのときからです。
-高校は普通科の高校で。
福田さん: はい。高校までは普通に勉強していました。でも、ピアニストになりたいというのはずっと思っていて、祖父が先生だったということもあり、小さい頃は学校の先生になりたいと最初言っていたんですけど、小学校に上がるぐらいにピアニストという言葉を初めて聞いて、そんな言葉、そんな職業があるんだと思って、それから興味を持っていました。ピアニストになりたいとなんとなく頭の中では思っていたんですけど、両親はあまり音楽をやることに賛成ではなかったので、自分だけで温めていました。興味があったんですけど「そんなバカなことを言うんじゃない」と一蹴されて終わりました。
-それで、ピアノ以外に歌も大好きだったということなんですが、歌もお勉強されていたんですか。
福田さん: いや、教育学部だったので、ある程度ソルフェージュで歌ったりとか、基礎の発声ぐらいはやりましたけど、全然歌えませんでした。声は出ないです。
-ほかに何かピアノ以外にも興味を持った楽器はありましたか。
福田さん: 中学のときにはパーカッションを吹奏楽部でやっていました。あとは作曲も好きで、勉強するのは好きでした。
-当時はクラシックの音楽をいっぱい聴いていましたか。
福田さん: そうですね。クラシック100%でほかのジャンルはほとんど聴きませんでした。
-歌謡曲も全く聴かないような。
福田さん: 全くでした。
-あまり興味もなかったんですか。
福田さん: 刷り込みだと思うんですけど、うちの祖父が堅い人だったので、テレビをつけていても歌謡曲がかかると消す人だったんです。別にいい悪いの問題じゃなくて、私は別に嫌いじゃないんですけど、聴ける環境になかったです。
-もうクラシックの英才教育という感じで。
福田さん: いや、全然英才教育というわけではないんですけど。
-すごいですね。でもそのときに夢に描いていたピアニストの職が仕事として、さらに音楽の本場のフランスでご活躍されているというのは本当に努力の賜物だと思います。
福田さん: いえいえ、本当にやりたいという気持ちだけでここで来てしまったという感じです。しかも、最初に学校の先生になりたかったという、それも結局は叶っているので、二つ夢が叶えられてうれしいです。
-朝から晩まで仕事で、おにぎりを食べながら移動されたというエピソードもいただいていますが、やはりプロとして仕事を維持するのは結構大変じゃないですか?そういう苦行を乗り越えられてきたというのはすごいなと思います。
福田さん: 演奏するのって体力も要りますし、体の調子もよくないといけないし、体調管理は大事です。例えば日によっては疲れていたりやる気がなかったりするときもあるけれど、そんな言い訳はできないので、それがこの職業のつらいところだと思います。
-体調管理される上で気をつけていらっしゃることはありますか。
福田さん: 特にないですけど、睡眠はちゃんととるようにしています。あと、食べたいものを食べるようにしています。そのときに食べたいものって体が欲しているものだと思うので、例えば甘いものが食べたかったら甘いものを食べます。
-そうですよね。やせ我慢することがストイックさと捉われがちですもんね。
福田さん: バランスよく食べないといけないですけど、でも自分に正直に、と言いますか。
-好きな食べ物はありますか?
福田さん: なんでも好きです。よく友達に招待されると、純子が来るときには2人前換算しないとダメだと言われていたぐらいなんですけど、でも最近はだいぶ食べる量減りました。
-リヨンには日系のスーパーがあったりするんですか。
福田さん: 日系もありますね。あと中国系とか、アジアのスーパーがあります。
-そうなんですね。では次の質問ですが、音楽を勉強するにあたってヨーロッパ(フランス)の良い点、悪い点がありましたらお教えください。
福田さん: やっぱり音楽の本場なので、空気が違うというか、生活に密着しているという感じはすごくあります。だから、学校にちゃんと入らなくても、短期で来るだけでもすごくいいと思います。周りの人が音楽に対して反応がダイレクトで、それがうれしいというか、演奏したことに対してもすごい素直で、良くも悪くも返ってくるというのはあると思います。あと、それと同じことですけど、レッスンする中でも、私が生徒の立場だったときも、今の教える側の立場でもそうなんですけど、例えば2、3人のグループでレッスンするときに、1人演奏して、聴いていたもう片方にどうだった?と聞くんです。その中で意見の交換が活発に行われて、それってすごいいいなと私は個人的に思っていて、それが刺激になるので、1回日本の生徒さんにそれをやったことがあったんですけど、シーンとしてしまって。人にコメントするのを控えているというか、そこがすごく違うなと思いました。先生に歯向かう子もいるので、最初留学しているときは隣にいて、えーっ、と思うこともありました。あとは、フランスに行く前にウィーンにも行ったんですけど、フランスももちろんそうですけど、湿気が少ないので音の聞こえ方が違うんです。ピアノの鳴りが全然違うというか、無理なく弾けるというか、それは実はあとで湿度の違いだったんだと知りました。日本では、湿度が高かったせいか、強くタッチしすぎていたことに気付きました。楽器もいい状態でいられるし。ピアノは湿気があるといけないので。そういうのもあるし、空気の振動の伝わり方も違う気がします。
-演奏に対しての意見の交換を行うという部分はヨーロッパの文化を感じますね。
福田さん: 先生が「なんで練習してこなかったんだ」って隣の生徒に怒っていたときに、その生徒は「今週これがあって時間がなかったんだ」みたいな口答えをしていて、それはちょっとやりすぎだと思いますけど、生徒も対等で、自分のアイデンティティを、いい意味でも悪い意味でもしっかり持っているなと思いました。
-アイデンティティをしっかり持っているという部分は素晴らしいですね。では逆に悪い点のほうをお教えいただけますか。
福田さん: 悪い点は、勉強するという純粋な意味では特にないと思うんですけど、もちろん勉強すること自体はいいことなので。ただ、生活の面ではもしかしたら最初は苦労することがあるかもしれません。ビザの手続きなどで、いろいろ書類も必要だし、手続きの窓口もすごく事務作業が遅かったり、土日は完全に閉まっちゃうし、バカンスも多いからなかなか手続きが進まなかったり、アパートで不具合があったときにすぐに人が来てくれないとか、ことがうまく進まないというところはあると思います。今思うと日本が住みやすすぎて素晴らしかったんだと気づかされました。
-留学を始められた当時はこういうことで苦労されましたか。
福田さん: そうですね。まずアパートを探すことから何から何まで自分でやらなければならなかったので、気持ちを強くもって頑張って交渉していかないとダメなんだなと思いました。
-フランスを留学先にすることで最も重要なことは何でしょうか。
福田さん: 理由をはっきり自分なりに持つことだと思います。なぜフランスなのかって、先生を選ぶとしても人によって相性が合ったり合わなかったりがもちろんあるし、国のカラーもそれぞれだと思うんですけど、自分がなぜそこに行きたいか、そこを選んだのかという目的をはっきり持つことが大切だと思います。私の場合はフランスのピアノ伴奏科の勉強内容に興味を持っていたので、当時私が留学したときは日本では伴奏科というのはまだなかったので、でも例えばドイツで伴奏を勉強するのとフランスで伴奏を勉強するのとではカリキュラムが全く違うので、私はフランスのカリキュラムに興味があって、もともといた藝大でした勉強もそれに似た内容だったので、それでフランスに、行こうとまでは思っていなかったんですけど、受けるだけ受けてみようと思って、それでパリとリヨンと二つに絞ったけれど、パリでは私は年齢制限を超えていたので受けられずリヨンにしました。
-海外、特にヨーロッパでお仕事をするにあたって日本人が有利な点、不利な点はありますでしょうか。
福田さん: 演奏自体を職業にする場合は国籍は全く関係ないと思います。実力主義だと思います。友達がたくさんできるとか、周りの人間関係に気をつけるとか、あとは基本的なこと、例えば時間を守る、約束を守る、ちゃんとその時間に来て言われた仕事をきちんと責任をもって果たせるかということも大事だと思います。日本人が有利なのはそこで、基本的に真面目でしっかりしていると思うので、信頼されることが多いかなと思います。不利な点は、これは個人的な話になりますけど、リヨン地方音楽院は公立の音楽院なので、2009年ぐらいから仕事をさせてもらっていますけど、はじめは非常勤の扱いでちゃんとした常勤のポストがほしいなと思ったときに、最初は私を正式に雇うことに少し躊躇されていたのではないかなと思うところもなくはありませんでした。でも長いこと非常勤を勤めるうちに、仕事の質で勝負しようと思い、まわりの誰よりも良い伴奏ピアニストになると自分に言い聞かせて働いてきました。そのうちにどんどん評価してもらえ、複数の教授からのサポートも得てついに正式にポストをいただくことができました。もちろんリクルートは公募で、ちゃんと試験も受けましたが!
-仕事の質で勝負しようと気づかれた点はすごい前向きなお考えで、ストレートな視点をお持ちなんだなと思いました。
福田さん: 幸いそこで一緒に働いている教授たちがよくしてくれて、居心地がよかったのもあって、その周りのおかげで、教授が何人か学校側に直談判してくださって、私を使ってもらえるように話をしてくれたというのもあって。
-素晴らしいですね。では次の質問ですが、音楽とはご自身にとって何でしょうか。
福田さん: 自分の生活です。それがあるから生きていけるという感じで、普段はどうしても家にいると家事に追われ、育児に追われ、毎日の生活に追われてしまいますけど、子どもを学校に送りにいって仕事に行けば、すぐ音楽モードに頭を切り替えないといけないので、家庭のモードと全然違うので、大変だけれどそれが自分の生きる活力になっているというか、これがないと私は生きていけないと思います。
-生まれた頃から音楽に囲まれて育ってらっしゃったし、すごく説得力のあるお言葉だと思いました。
福田さん: 生徒さんのことも、私もすごい一生懸命になってしまうほうなので、頑張っている若い子たちと一緒に自分も刺激を受けながら自分でも頑張ってしまうというか、そんな毎日です。
-ありがとうございます。今後の音楽的な夢をお聞かせいただけますか。
福田さん: 今まではずっとバタバタしていましたけど、もう少し時間ができたら、今一緒に仕事させてもらっている教授たちの仕事を周りに紹介できたらなと思っています。もし日本でも何かできたらいいなと、漠然と思っています。
-ヨーロッパでプロの音楽家として活躍する秘訣、成功する条件はありますか。
福田さん: なかなか難しいと思うんですけど、とにかく私は最初は人づてで仕事のつながりが増えていったので、現地の友達をたくさん作るのはまず大切だと思います。どこからつながりが始まるかわからないので、それは第一のステップだと思います。特に私はピアノ伴奏だったので、人付き合いが好きで、いろんな人に会って、自分がオープンでいられるということも大事だと思います。1回始まったら頼まれたことは責任をもってきちんと仕事をするということが信頼関係を築く上で大切だと思います。あとは、生徒さんに言うことなんですけど、例えばオーケストラとかに入団試験を受けて入るのはまた別の難しさがあって、たった一つの席に優秀な人たちがいっぱい受験しにくるという、それは日本も一緒ですけど、なかなか入れないので、そこで1位をとらなきゃいけないという準備がちゃんとできるかどうか、演奏面であったり、メンタル面であったり、本当に綿密に準備を完璧にして、しかも自分を冷静に分析して前に進めていけることがすごく大事だと思います。本番がそこしかないので、そこで自分の最大の力を発揮しなきゃいけないって、すごい難しいことだと思うんですよね。自分をよく知って、自分はどういうタイプの人間なのかもちゃんと分析して、そこに持っていけることができるかどうか、だと思います。人間はやっぱりみんな人間で、完璧じゃないです。でも悲しいことに音楽はコンクールとかオーディションは技術面ではできるだけ完璧に近くなくてはいけないので、そこで綿密な準備をどこまでできるかというところだと思います。
-では最後の質問になりますが、これから留学を考えている、海外で勉強したいと考えている読者にアドバイスをお願いできたらと思います。
福田さん: 音楽の道は大変なので覚悟をもっていったらいいと思います。人によって目的は違うと思うので、その目的を自分なりにもって、続けていくという気持ちを強くもって、音楽を好きであって、絶対それをやり遂げてやろうという意思を持つことが大切だと思います。留学の期間とか、学生でいられる期間はすごく短いので、その期間でいったい自分が何を勉強したいのかということを、先にどうなりたいかというビジョンを明確に持って、そのために時間を無駄にしないで勉強してほしいと思います。周りから受ける刺激も多いので、留学している間に、自分の練習ももちろん大切ですが、自分の部屋だけにこもってしまって外に出ていかないという、自分の部屋と先生のレッスンとの往復だけにならないように、まわりの学生がどういうことをしているか、どんな勉強をしているか、どんな演奏をしているかをよく観察するといいかと思います。私も個人的には、レッスンの中で教わったこともいっぱいあったけれど、怪物のように優秀な演奏者の友達が周りにたくさんいて、そこから受ける刺激がすごく多かったので、それってとても大事だと思います。その中で自分は何をしていったらいいのかというのを考えたらいいと思います。
-海外に行って、いろいろな方々との出会いの中で自分の目標を明確に持ち夢を実現させるため切磋琢磨するというお話とても参考になりました。今日は貴重なお話お聞かせ頂きありがとうございました。
福田さん:ありがとうございました。